日本の中学で「不定詞」は「to + 動詞の原形」と教わります。
そして3つの基本の用法を習います。
- 名詞用法 nominal
- 形容詞用法 adjectival
- 副詞用法 adverbial
では中学英語でよくみる例をあげてみます。
- 名詞用法(すること)
- I want to do it.
- 私はそれをしたい。
- 形容詞用法(するための)
- I want something to drink.
- 私は飲むものが欲しい。
- 副詞用法(するために)
- I went to France to study art.
- 私はアートを学ぶためにフランスに行った。
英語の不定詞は「to do」のようにまとまりとして扱います。
ところが不定詞の使い方としてよくわからないのが次の2つです。
- 不定詞の to は前置詞 to とは違うんですか?
- Give it to me.(前置詞 to)
- I want to do it.(不定詞の一部)
- 不定詞の to だけの品詞は何?
- なぜ不定詞の名詞用法は前置詞と一緒に使えないんですか?
- (〇)for doing ⇒ 前置詞+動名詞
- (✖)for to do ⇒ 前置詞 for + 不定詞 to do
- なぜ名詞用法があるのに前置詞と使ってはダメ?
普通に考えると 不定詞 to do だけでも疑問が湧いてくると思います。
ところがさらに英語には to を使用しない原形不定詞も登場します。
- I will make him talk.
- 私は彼に話をさせるつもりだ(≒口を割らせる)。
- We saw him walk on the water.
- 私たちは彼が水の上を歩くのを見た。
このように make や see からつながる場合に動詞の原形を使います。
なぜかこのような場合には to をつけずに「原形不定詞 bare infinitive」と呼ばれます。
原形不定詞をつなげるのは「使役動詞」や「知覚動詞」とされる動詞の特徴でもあります。
- 使役動詞 causative verb
- make / let / have / help
- 知覚動詞 verb of perception
- see / hear / watch / feel など
ところが「動詞の原形」があるからといって「不定詞」と決めつけることはできません。
なぜなら命令文のときにも同じ「動詞の原形」を使うからです。
- Be quiet.
- 静かにしなさい。
- Stay here.
- ここにいなさい。
ところが命令文の時は「不定詞」とは言われないんです。
ここまでのヘンテコな話をまとめるとこうなります。
- to のある「動詞の原形」
- ⇒ 不定詞と呼ぶ(to 不定詞)
- to のない「動詞の原形」
- 使役動詞・知覚動詞と連携
- ⇒ 不定詞と呼ぶ(原形不定詞)
- 命令文
- ⇒ 不定詞と呼ばない
- 使役動詞・知覚動詞と連携
残念ながらこれらの答えは現代英語の文法書では解決しません。
なぜなら英語の不定詞の使い方が昔と変わってしまったからです。
そこで文法用語を読み解きながら「不定詞」と「動詞の原形」の本当の意味を学んでいきます。
不定詞の由来は「形が定まらない」
文法用語の不定詞 infinitive は「動詞の形が定まらない」という意味を持つラテン語の infinitivus が語源です。
英単語の infinite(無限の、限りない)と同じ語源です。
そもそもヨーロッパ系の言語の文法用語は古代ローマの共通語だった「ラテン語 Latin」が元になっています。
もちろんほぼすべての英文法用語もラテン語に由来にします。
ではもっと詳しく知るために英語 Wikipedia の記事を参照します。
Infinitive is a linguistics term for certain verb forms existing in many languages, most often used as non-finite verbs. As with many linguistic concepts, there is not a single definition applicable to all languages. The word is derived from Late Latin [modus] infinitivus, a derivative of infinitus meaning “unlimited“.
『不定詞は、多くの言語がもつ特定の動詞の形を意味する言語学の用語です。その動詞の形は、ほとんどの場合において(主語や時制によって形が変化しない)非定形動詞(準動詞)として使用されます。 多くの言語的な概念と同じで、すべての言語に当てはめることができる単一の定義はありません。 文法用語「不定詞 inifinitive」は後期ラテン語の “(modus) infinitivus“(*infinitus の派生語) に由来し「(動詞の形が)制限されない unlimited」を意味します。』
Wikipedia- Infinitive
まず不定詞は「特定の動詞の形」となっています。
これは英語の場合には「動詞の原形」とよばれる動詞の形なので、単に「見た目」という理解でOKです。
次に不定詞の意味については、残念ながら「すべての言語に共通する単一の定義がない」となっています。
ということは「英語の不定詞」が持つユニークな性質を知る必要があります。
では英語 Wikipedia の解説をさらに深く見ていきます。
Regarding English, the term “infinitive” is traditionally applied to the unmarked form of the verb (the “plain form”) when it forms a non-finite verb, whether or not introduced by the particle to. Hence sit and to sit, as used in the following sentences, would each be considered an infinitive:
『英語において「不定詞」という用語は「動詞の原形(unmarked form / plain form)」が(主語や時制によって形が変化しない)非定形動詞(準動詞)として使用される場合に to の有り無しに関係なく、歴史的経緯から使用されています。そのため次の例のように “sit” と “to sit” のどちらも不定詞と考えても差し支えないでしょう。』
Wikipedia- Infinitive
- I can sit here all day.
- I want to sit on the other chair.
どうやら「不定詞」にとって to の有り無しはたいした違いではないようです。
つまり英語の不定詞とは動詞の原形が「非定形動詞(準動詞)」として使用される場合の「名称」という理解でいいんです。
ちょっとここで、1つだけ Wikipedia の引用での注意点があります。
- I can sit here all day.
なんと法助動詞 can につづく sit も不定詞となっています。
こうなる理由は英語の歴史における変化が背景にあります
ですがこのナゾも「非定形 nonfinite」の真の意味が分かれば解決します。
さらに to の有り無しに関係なく不定詞と呼ぶ理由もわかってくるので、ここはガマンして進んでください。
では不定詞の正体を知るため「nonfinite verb(非定形動詞)」を見切ってみましょう。
不定 infinite & 非定形 nonfinite
さて nonfinite verb は「動詞を変化させた品詞」を意味し「準動詞」と訳されることが多いです。
英語の準動詞(非定形動詞)の代表例は次の4つです。
- 不定詞 to do
- 動名詞 doing(ING形の名詞用法)
- 現在分詞 doing(ING形の形容詞用法)
- 過去分詞 done
これらの「準動詞」は動詞から変化した品詞となるので動詞として使用できません。
- ✖ I to do.(これはダメ!)
- ✖ I doing.(これもダメ!)
- ✖ I done.(これも同じくダメ!)
そのため必ず動詞以外の次の3つの品詞に変化します。
- 名詞 noun
- 形容詞 adjective
- 副詞 adverb
実は「準動詞」という和訳よりも英語本来の「nonfinite verb」に近いのは「非定形動詞」です。
なぜなら英語の nonfinite(非定形)とは「主語や時制によって形を定めない」という意味だからです。
逆に言えば英語の「ホンモノの動詞」は「主語や時制によって形を定める」というルールがあります。
そのため「定形動詞(もしくは定動詞) finite verb」と呼ばれます。
では試しに現在分詞や過去分詞との連携をみてみましょう。
- I am doing it.
- 定形動詞 am
- 非定形動詞 doing(現在分詞)
- She has done it.
- 定形動詞 has
- 非定形動詞 done(過去分詞)
- They were going to do it.
- 定形動詞 were
- 非定形動詞 going(現在分詞)
- 非定形動詞 to do(不定詞)
このように英語で「ホンモノの動詞」と呼べる動詞は「主語や時制にあわせて変化」しているのがわかります。
一方で現在分詞や過去分詞の形は変化していませんよね?
ここから「非定形動詞(準動詞)」には次のような特徴が生まれます。
- ホンモノの動詞として使えない
- 動詞ではない品詞に変化する
つまり「非定形」とは「動詞が変化して動詞ではなくなった」という意味になることをおさえてください。
ではこの2つをまとめます。
- ホンモノの動詞で使える:定形動詞 finite verb
- ホンモノの動詞で使えない:非定形動詞 nonfinite verb
この「非定形」という意味が「不定詞」の名前の由来につながっています。
実際に英語を並べて確認します。
- infinite 不定
- infinitive 不定詞
- nonfinite 非定形
どちらも「finite 限定する、形を定める」に否定語(in- / non-)がついているのが分かります。
そのため不定も非定形も「ホンモノの動詞にならない」という点は共通です。
しかし英文法では「不定 infinite」と「非定形 nonfinite」の対象がすこし違うので整理します。
- 不定 infinite = 原則として「動詞の原形」の形のこと
- 英語での対象は原則として「不定詞」だけ
- 非定形 nonfinite = 動詞が非定形であること
- 英語での対象は以下の3つ(細かく言うと4つ)
- 不定詞
- 動詞のING形
- 動名詞
- 現在分詞
- 過去分詞
- 英語での対象は以下の3つ(細かく言うと4つ)
ではここから「定形と非定形」をヒントに不定詞を見切っていきます。
ここで非定形動詞(準動詞)について詳しく知りたい場合はこちらをどうぞ。
不定詞は「動詞」ではない「動詞の原形」
繰り返しになりますが、まず不定詞が「非定形 nonfinite」ということを確認します。
- 主語で形が変わらない
- I want to do it.(一人称・単数・現在時制)
- He wants to do it.(三人称・単数・現在時制)
- 時制で形が変わらない
- I want to do it.(現在時制)
- I wanted to do it.(過去時制)
不定詞は主語や時制が変わってもいつも同じ形(動詞の原形)で使います。
それは同時に「動詞の原形」を「動詞ではない品詞で使う」という意味でもあります。
ここで不定詞の基本の3つの用法を思い出してください。
- 名詞用法 nominal
- 形容詞用法 adjectival
- 副詞用法 adverbial
なぜこの3つだけかというと「不定詞」とは動詞として使わない用法のことだからです。
ところが「動詞の原形」の用法を理解する場合は話が違ってきます。
動詞の原形は「命令文の動詞」でも使用することが可能です。
そうなると「動詞の原形」の用法は4つにしなければなりません。
- 名詞用法 nominal(不定詞)
- 形容詞用法 adjectival(不定詞)
- 副詞用法 adverbial(不定詞)
- 動詞用法 verbal(動詞 *命令文など)
これをまとめるとこうなります。
- 不定詞の用法は3つ:
- 名詞
- 形容詞
- 副詞
- 動詞の原形の用法は4つ:
- 名詞
- 形容詞
- 副詞
- 動詞
ここで再確認ですが「動詞の原形」は動詞として使うと「不定詞」とは呼びません。
古い英文法書では「不定形」という用語を動詞に使っている場合もあります。
しかし最近では「原形 base form」と呼ぶものが主流になっています。
そもそも「不定詞」は「非定形」の意味なので「動詞の原形」をホンモノの動詞として使わない時だけの文法用語です。
ところが英語は「動詞の原形」を「ホンモノの動詞(定形動詞)」でも使用するため、これらを区別する必要があります。
そのため「動詞の原形 base form」には2つの呼び名が存在しています。
- 動詞の原形を「動詞」として使わない
- ⇒ 不定詞
- 動詞の原形を「動詞」として使う
- ⇒ 動詞
実は文法用語の不定詞にはあまり知られていませんが、こういう区別があるんです。
さてここで英文法の基本ルールの話をすこし挟みます。
まず英語の品詞は大きく4つに分けて運用されます。

そのためほぼ全ての英語の構造は最終的にこの4種類の品詞ルールにあわせて使用されます。
例としては「接続詞+文章」のまとまりが「副詞節」や「名詞節」という解説をされるのはこういう理由です。
そして「動詞の原形」は「名詞・動詞・形容詞・副詞」の4パターン全てで使用します。
英語の場合は「動詞の原形 base form」はあくまで見た目の話です。
つまり動詞の原形の品詞は使い方によって変化します。
ここから先ほどの4つの品詞グループに「動詞の原形」を振り分けます。
- 動詞の原形(名詞)⇒ 不定詞(名詞用法)
- 動詞の原形(形容詞) ⇒ 不定詞(形容詞用法)
- 動詞の原形(副詞)⇒ 不定詞(副詞用法)
- 動詞の原形(動詞)⇒ 動詞(命令法など)
現実の英語で「動詞の原形」を見切るには「(ホンモノの)動詞」と「不定詞(動詞にならない)」という2つの視点が必要になります。
ではここから to 不定詞の成り立ちと「動詞の原形」の関係に話を進めます。
古英語の to 不定詞は「前置詞+名詞用法」
中学英語ではじめて出会う「不定詞」は「to do」という形をしています。
本来の不定詞であれば「動詞の原形」だけでよいのですが、なぜか to がついています。
これには1000年ほど前の「古英語 Old English」の仕組みが関係しています。
そもそも古英語の時代の「動詞の原形」は「動詞の名詞用法」だったんです。
つまり現代英語で言うと「動名詞 doing(すること)」に近い意味だったんです。
ちなみにヨーロッパ系の言語で「不定詞」といえば「動詞の名詞用法」になるのが一般的です。
ドイツ語でもフランス語でも「不定詞」といえば「動詞の名詞用法」です。
さて、古英語では「動詞の原形(名詞用法)」に「前置詞 to」を加えて「to do」の元になる形ができました。
- 前置詞 to:~の方向へ
- 動詞の原形(名詞用法):~すること
つまり古英語の to 不定詞は「~することへ向けて」という意味だったんです。
古英語の不定詞の to が前置詞なのは、ちょっと調べてもらえるとすぐに見つかると思います。
英語ウィクショナリーにも「preposition 前置詞」として載っているのでご確認ください。

そのため現代英語でも「for 動名詞」と並べるとよく似た感じになります。
- I went there to help him.
- I went there for helping him.
- 私は 行った そこに 〇〇へ向けて 助けること 彼を。
この2つはあまり意味の違いが見えませんよね?
なぜなら古英語の仕組みではどちらも意味がほぼ同じようになるからです。
不定詞 to do が前置詞と一緒に使えない理由
この仕組みがわかれば「to 不定詞」の名詞用法が前置詞とペアにできない理由もわかります。
- 〇 I went there to help him.
- 〇 I went there for helping him.
- ✖ I went there for to help him.
不定詞 to do が「前置詞とペア」にできない理由は実はカンタンです。
古英語の時代はそもそも不定詞の to が完ぺきな前置詞だったからです。
そうなると前置詞を2連続で使用するのはヘンなことだったんです。
なぜなら方向の前置詞 to を使いたいだけなのに、また別の前置詞をその前に置くのはヘンですよね?
ところが現代英語に「動詞の原形に名詞用法が無くなった」ことから不定詞の解釈が変わりました。
そのため現代英語は「動名詞 gerund」を動詞の名詞用法として使いこなします。
これによって動名詞と不定詞の2種類のニュアンスの使い分けが可能になります。
- 動詞の名詞用法 Verbal Noun
- 方向性のニュアンスが有る ⇒ 不定詞 to do
- 前置詞とペアでは使わない
- そもそも to が方向性の前置詞
- 前置詞とペアでは使わない
- 方向性のニュアンスが無い ⇒ 動名詞 doing
- 前置詞とペアで使える
- 現代英語の動詞の名詞用法はこちらが主力!
- 前置詞とペアで使える
- 方向性のニュアンスが有る ⇒ 不定詞 to do
そもそもの話として現代英語の to do の名詞用法だけを取り出してキレイに理解することはできません。
英語の歴史の経緯をみて、現代英語の不定詞のヘンテコな仕組みを知っておくことが必要です。
古英語の動詞の仕組みは次のリンクが参考になると思います。
ちなみに古英語の「前置詞 to+動詞の原形(名詞用法)」のカラクリを知っておくと役に立ちます。
なぜなら現代のドイツ語とオランダ語でもよく似た仕組みを持つからです。
ドイツ語とオランダ語はゲルマン語グループ(Germanic Languages)に入る英語の親戚です。
ゲルマン語の不定詞の仕組みはこうなっています。
- to + 動詞の原形(古英語 Old English)
- zu + 動詞の原形(ドイツ語 German)
- te + 動詞の原形(オランダ語 Dutch)
前置詞 to / zu / te は「方向を示す前置詞(~へ向けて)」として使います。
そして古英語と同じでドイツ語とオランダ語の「動詞の原形」は基本的に名詞用法です。
この古英語の前置詞と不定詞を連携させる仕組みから、現代英語の不定詞まで応用範囲がひろがっていきました。
一方で、ロマンス語グループ(Romance Languages)のフランス語などには、方向の前置詞と不定詞(動詞の原形)をワンセットで特別扱いする仕組みはありません。
フランス語の不定詞も古英語などと同じように単独で名詞用法になります。
それゆえ不定詞を普通の名詞と同じように、主語や目的語にしたり、いろんな前置詞と柔軟に組みあわせたりできます。
フランス語の不定詞は英語の動名詞とよく似た使い方をしますが、これはヨーロッパ系の言語ではごく普通なことなんです。
ちなみにラテン語やエスペラント語でも「不定詞」は単独で名詞用法になるのが基本です。
不定詞 to の品詞は何か?
現代英語の「不定詞 to do」は「前置詞 to + 不定詞(名詞用法)」の仕組みを受け継いでいます。
しかし現代英語では「動詞の原形」だけでは名詞用法として使いません。
実際に動詞 like(SVO)とうまく連携できるか「目的語 Object」に入れてみます。
- ✖ I like do it.
- 動詞の原形 do だけでは「名詞用法」にできない
- 〇 I like to do it.
- 不定詞 to do は「名詞用法」にできる
- 〇 I like doing it.
- 動名詞 doing は「名詞用法」にできる
このように現代英語では「動詞の原形」から名詞用法が無くなりました。
そのため現代英語では「不定詞」といえば「to do」をワンセットにするのが原則なんです。
つまり不定詞の to に前置詞という解釈ができないんです。
そのため英文法書や辞書には「不定詞の to」は「不変化詞 particle」と載っています。
- 不定詞の to の品詞
- 古英語 ⇒ 前置詞 preposition
- 動詞の原形が名詞用法だから!
- 現代英語 ⇒ 不変化詞 particle
- 動詞の原形に名詞用法が無くなった!
- 古英語 ⇒ 前置詞 preposition
文法用語の「不変化詞 particle」は「分類に困る品詞」に使用する意味合いが強いものです。
Particle is a somewhat nebulous term for a variety of small words that do not conveniently fit into other classes of words.
『(文法用語の)不変化詞は、単語を分類する際に都合よくほかのグループに当てはまらない、様々な小さな単語に対して使用される少し曖昧な用語です。』
Grammatical particle – Wikipedia
このことは「現代英語では不定詞の to を前置詞と解釈するには無理がある!」という意味の裏返しでもあります。
このように古英語と現代英語の不定詞では使用法が大きく違うため、文法解釈も変わっています。
とはいえ「前置詞 to」のもつ「方向性」の意味はちゃんと継承されています。
では「不定詞 to do」の意味を見ていきましょう。
現代英語の to 不定詞は「~する方向へ」の意味
現代英語の「不定詞 to do」は2つまとめてワンセットです。
しかし古英語から受け継ぐ「~する方向へ」という意味は現代英語でも通用します。
現代英語の不定詞の代表的な意味には次のようなものがあります。
- 未来
- 予定
- 義務
- 運命
- 可能
ここでありがちな勘違いをここで修正しておきます。
これらは複数の意味に分かれているのではありません。
もともとの「to 不定詞」がこれらすべてを統合するイメージをもっているんです。
つまり古英語の「~する方向へ」という中心的な意味から応用して理解すればOKです。
- 未来・予定 ⇒ 〇〇する方向へ進む(≒ 未然相 Prospective Aspect)
- 義務 ⇒ 〇〇する方向へ強い意識を持っている
- 運命 ⇒ (ほかの方向ではなく)〇〇の方向へ進むこととなる
- 可能 ⇒ 物事が〇〇する方向へ進む可能性がある
これらの意味は他のほぼすべての「不定詞」にも応用できます。
be to 構文の不定詞
例えば「be to 構文」は「be to do(不定詞)」を使う代表例です。
もちろん「be to 構文」にも「for doing(前置詞+動詞の名詞用法)」と似た解釈が通用します。
- This key was to open the door.
- This key was for opening the door.
- この鍵は 存在していた 開く方向へ向けて(≒ 開くために)その扉を。
- 開けることになるだろう(未来・予定)
- 開けられねばならない(義務)
- 開けることになりうる(可能)
- これから開くことになる(運命)
不定詞の意味はあえて分類して和訳せず、状況に応じて理解すればいいだけなんです。
ここさえ理解できれば、ほかの「不定詞 to do」にも応用ができます。
have to の不定詞
では次に「義務 obligation / duty」の意味を持つ have to を見ていきます。
- I have to do it.
- 私は 持っている する方向を それを
- ⇒ 私はそれをしなければならない。
この「have to do(不定詞)」の have は動詞なので過去時制にもできます。
- I had to do it.
- 私は 持っていた する方向を それを。
- ⇒ 私はそれをしなければならなかった。
この「義務」を意味する「have to / had to」はとても便利です。
なぜなら「法助動詞 must」の過去形を使いたくても、現在形の1種類しかありません。
ですので過去時制で「義務」を示したい時は「had to」を使ってください。
ホントの話は、そもそも must が過去形で、現在形の moten(中英語時代の単語)が無くなっちゃったんですけどね・・・。
ちなみに have to do の形はドイツ語にも 「haben + zu 不定詞」として存在します。
英語とドイツ語は同じゲルマン語なので、共通する表現も多くあります。
be going to の不定詞
では次に「未来表現」をつくる be going to を見ていきます。
元々は going to do の形は「~するために外出する」という意味を持っていました。
- I am going to do it.
- 私は ○○である 向かっている する方向へ それを。
- ⇒ 私はそれをするつもりです
- 現在時制 + 行動の方向
この「be going to do(不定詞)」は連係プレーの表現です。
- be ⇒ ホンモノの動詞(定形動詞)
- going ⇒ 現在分詞(非定形動詞)
- to do ⇒ 不定詞(非定形動詞)
この現在分詞と不定詞には「行動の進行度」を意味する機能があります。
この機能は文法用語で「相 アスペクト Aspect」として説明されます。
- 現在分詞 going(向かっている)
- 進行相 Progressive Aspect
- 行動が進行している
- 不定詞 to do(~する方向へ)
- 未然相 Prospective Aspect
- 行動が行われる予定
つまり be going to do は「○○する予定で進行中です」という意味です。
もちろん「現在から未来へ向かうこと」に限定された表現ではありません。
そもそも英語の仕組みとして「時制 テンス tense」は動詞の形によって決まります。
- 現在時制: I am here.
- 過去時制: I was here.
英語を正確に理解する場合には、未来時制は存在しないので注意してください。
そのため「be going to do」は「過去時制 past tense」で使うこともできます。
- I was going to do it.
- 私は ○○であった 向かっている する方向へ それを。
- ⇒ 私はそれをするつもりでした
- 過去時制 + 行動の方向
このように不定詞 to do のもつ「~する方向へ」は現在時制と過去時制のどちらでも機能します。
次のブログでは「be going to do」の由来や五文型の解説(統語論文法 Syntax)を詳しく載せています。
ここまでで to do の由来と機能はお分かりいただけたと思います。
では、ついに大きなナゾを秘めた「法助動詞+不定詞」に話を進めます。
古英語の法助動詞と不定詞
英文法では「法助動詞 Modal (Auxiliary) Verb」の後に置く「動詞の原形」も不定詞と呼ばれます。
日本で一般的に「助動詞」と呼ばれる will や can などは正確には「法助動詞」です。
法助動詞の「法 Mood」とは「話し手の判断・認識」を意味する文法用語です。
英文法用語の「法」は「話法」もしくは「叙法」とも呼ばれますが、いずれにしても「話し手の意図を伝える方法」というのが名称の由来です。
ではブログ冒頭の Wikipedia の記述を再度引用します。
- I can sit here all day.
- can ⇒ 法助動詞
- sit ⇒ 不定詞(動詞の原形)
なんだかヘンテコな文法解釈に見えます。
実はこの形も「古英語 Old English」の仕組みが関係しています。
日本の英文法のよくある勘違いをここで訂正しておきます。
- 助動詞の意味
- 誤解 ✖ ⇒ 動詞を助ける品詞
- 正解 〇 ⇒(ほかの品詞を)助ける動詞
そもそも「助動詞」とは「助ける動詞 auxiliary verb」という意味です。
つまり「助動詞」は「ホンモノの動詞」のグループに入ります。
そして英語の「助ける動詞」には大きく2種類あります。
- 助動詞 Auxiliary Verb
- be
- have
- 法助動詞 Modal (Auxiliary) Verb
- can / could
- may / might
- shall / should
- will / would
- must
まず英語の(正統派の)助動詞は「be」と「have」なんです。
これらは「第一助動詞 primary (auxiliary) verb」とも呼ばれます。
その理由は「正統派」であるが故に「primary 主要な、第一の」がつくからです。
- I am doing it.
- ホンモノの動詞 is は現在分詞 doing を助ける
- I have done it.
- ホンモノの動詞 have は過去分詞 done を助ける
- My car is repaired.
- ホンモノの動詞 is は過去分詞 repaired を助ける
過去分詞や現在分詞は「非定形 nonfinite」なので、時制や主語に合わせて変化しません。
つまり「分詞 participle」はホンモノの動詞になることができません。
そこで be や have が「ホンモノの動詞」として「分詞を助ける動詞」になります。
ちなみにドイツ語やフランス語でも過去分詞と連携する be や have に相当する動詞を「助動詞」と呼びます。
これこそ「助動詞」が「助ける動詞」であることの本来の意味なんです。
このことはヨーロッパ系の言語ならごく当たり前の知識なので覚えておいて下さい。
さて次に「法助動詞」ですが、こちらも古英語の時は「ホンモノの動詞」でした。
そして古英語の「不定詞」は名詞用法だったので目的語になることができます。
- I can sit here all day
- 法助動詞 can ⇒ 目的語をとるホンモノの動詞
- 意味は「~の能力を持つ、~の方法を知る」
- 不定詞 sit ⇒ 名詞用法
- 意味は「座ること」
- 法助動詞 can ⇒ 目的語をとるホンモノの動詞
古英語の時代は「法助動詞」は「名詞用法の不定詞」を「助ける動詞」だったんです。
現代英語にも「ホンモノの動詞」だった法助動詞の仕組みがまだ残っています。
では少し古い文章を引用して具体例をみていきましょう。
Despise not death, but welcome it, for nature wills it like all else.
「死を蔑むことなく、甘んじて受け入れよ。なぜなら自然(の摂理)は、ほかのあらゆる存在と同じく、死の存在をも(あるべきものとして)意図しているのだから。」
*will:代名詞 it を目的語にとる「ホンモノの動詞」
Marcus Aurelius (ローマ皇帝)
このように少し古い英語をみれば「動詞の will」の用法は残っています。
実際に英和辞書で will を引いてみれば「動詞 verb」の説明が載っているはずです。
つまり「法助動詞」とは「法を発動し、不定詞を助ける動詞」という意味です。
ところが現代英語の法助動詞では動詞の本来の機能がほぼ無くなりました。
そして現代英語の法助動詞は「法 mood」つまり「話し手の判断や認識」を追加する機能だけが重視されています。
- can 可能性・能力
- may 選択肢・許可
- shall 義務・意図
- will 意志・予定
- must 必然性
このような「法 mood(認識・判断)」が現代英語の法助動詞の役割です。
さて現代英語の法助動詞が失った動詞の機能はどうすればわかるのでしょうか?
答えはカンタンで「動詞なら当たり前にできること」にチャレンジしてもらえばいいんです。
では法助動詞 may に挑戦してもらいましょう。
- ✖ I may it.
- 名詞を目的語にとれません!
- ✖ I am maying.
- ING形にもできません!
- ✖ I have to may.
- to 不定詞にもなれません!
このように「動詞」がカンタンにできることが現代英語の法助動詞には無理なんです。
現代英語の法助動詞は「もう助ける動詞ではない」というのがホントの話です。
つまり英文法書はもう「助動詞」でないものを昔のまま「助動詞」と呼んでいるんです。
というわけで英文法用語の定義をすこし整理します。
- 助動詞 be & have ⇒ 動詞
- 現在分詞と過去分詞を助ける
- フランス語の助動詞といえばこの2つ(être & avoir)
- 古英語の法助動詞 ⇒ 動詞
- 名詞用法だった不定詞を助ける
- ドイツ語の法助動詞もこれに近い使い方
- 現代英語の法助動詞 ⇒ 法を発動するだけの品詞
- 古英語の名残で動詞の原形につながる
- 正確にはもう「助ける動詞」ではない品詞
現代英語の「法助動詞」は動詞になることができません。
そして「動詞の原形」のほうが、本来の動詞の機能(五文型の発動)を担うように変化しました。
- I will make it happen.
- 第5文型 make OC
つまり法助動詞の解釈を古英語から変えないと、文法がグチャグチャになります。
では「You can sit here.」を再解釈します。
- 古英語の文法解釈
- You can sit here.
- ⇒ 動詞+不定詞(名詞用法)
- 現代英語に合わせた文法解釈
- You can sit here.
- ⇒ まとめて「動詞 V」の機能とする
現代英語の「法助動詞+動詞の原形」はワンセットでしか使用できません。
そのため「不定詞 to do」と同じくワンセットで文法解釈する必要があります。
ここまでで「法助動詞+不定詞」のカラクリはご理解いただけたかと思います。
では最後に「原形不定詞」について話を進めます。
原形不定詞の意味と仕組み
現代英語の基本の不定詞の使い方は “to do” のように「to + 動詞の原形」です。
しかし「動詞の原形」だけは少しやっかいです。
その理由は「動詞の原形」には2種類の使い方が存在するからです。
- 動詞の原形(動詞用法)
- 動詞として使う(命令文の動詞など)
- 原形不定詞
- 動詞として使わない
どちらも見た目は同じですが「文法用語」が2種類あります。
こんなことになった理由も古英語から現代英語への変化にあります。
そもそも古英語の仕組みであれば「動詞の原形」だけで「不定詞」と呼べました。
ところが現代英語の「不定詞」が to do を基本の形にしてしまいました。
そのため「to を使わない不定詞」のほうが例外となり、新しい用語が必要になりました。
こういった経緯から「原形不定詞(裸の不定詞)bare infinitive」というヘンテコな名前がついたんです。
ではここから「原形不定詞」をつかうケースを見ていきます。
使役動詞と知覚動詞
現代英語で「原形不定詞」と呼ばれる場合は、次の2パターンと決まっています。
- 使役動詞 causative verb
- 目的語(Object)の行動を引き起こす動詞
- 知覚動詞 verb of perception
- 目的語(Object)の行動を知覚する動詞
わざわざ「使役」や「知覚」とついていますが、あまり意味を細かく考えなくても大丈夫です。
英文法の中で「動詞の原形をつなぐタイプの動詞」を区別する用語と知っていればOKです。
実際に「使役」や「感覚」っぽい意味の動詞でも原形不定詞につながらないものが多くあります。
また文法書(特に初級者向け)によっては「使役」や「知覚」といった用語を使わないケースもあるので確認します。
- SVO do
- 動詞 A do
こんな書き方をしてある場合でも、知るべきポイントは変わりません。
要点となるのは、動詞や V に続く “do” が「動詞の原形(原形不定詞)」ということだけです。
そんな少数派の動詞グループなので、高校レベルの参考書にあるだけでOKです。
では実際にどんなものがあるのか見ていきます。
- 使役動詞のグループ
- make O do
- have O do
- let O do
- help O do
- 知覚動詞のグループ
- see O do
- watch O do
- hear O do
- feel O do
- look at O do(*注意)
- listen to O do(*注意)
ここで look at と listen to にはすこし注意点があります。
この2つは「動詞+前置詞」の形になっていますが、2つでワンセットの動詞として機能します。
こういうタイプの動詞を「イディオム動詞」や「群動詞」などといいます。
熟語やイディオムはそのまま読むと意味を取り違えてしまうので要注意です。
ではあえてここから原形不定詞の「品詞」について踏み込んでいきます。
ここからは私の推測も入っているので、その点はご容赦ください。
英語の仲間にもある使役動詞・知覚動詞
英語の原形不定詞の扱いはとても難しく、例外的なものになりがちです。
そして使役動詞や知覚動詞が原形不定詞とつながる形はヨーロッパ系の言語にも存在します。
そもそも英語のご近所の言語の「不定詞」は単独で名詞用法になるのが基本です。
私の手元にある文法書でわかる範囲では次の言語に存在します。
- ドイツ語
- フランス語
- イタリア語
- スペイン語
フランス語などのロマンス語では、英語の let に当たる動詞を「放任動詞」と呼んでいます。
英語は make も let も使役動詞と呼びますが、let は「放任動詞」のほうがしっくりきますね。
さて、もともと古英語の時代の不定詞は名詞用法でした。
そして不定詞が名詞用法なのはヨーロッパ系の言語だと当たり前の仕組みです。
そう考えると使役動詞(+放任動詞)や知覚動詞からつながる原形不定詞は名詞用法だと思います。
おそらくはこのような理解が可能だと思います。
- 使役動詞:○○することをつくる
- 知覚動詞:○○することを知覚する
現代の文法解釈がどうであれ、すくなくとも成り立ちは名詞用法から生まれているような気がしています。
とはいえ、どの言語の文法書でも使役動詞(+放任動詞)や知覚動詞は特別な項目として扱っています。
やはり特別な形をつくる動詞のグループとして知っておく必要があるのは間違いないでしょう。
英語の原形不定詞の文の要素と品詞は何か?
さてここから現代英語に話を戻していきます。
もちろん「原形不定詞」も「動詞ではない品詞」として使われています。
おそらく成り立ちを考えると「名詞用法」から派生していると思います。
さらに「原形不定詞」は自由に応用するものではなく、使用範囲が限られています。
そのため「使役動詞と知覚動詞だけがつくる特別な形」として理解するのもありだと思います。
ところがそれでは現代英語とは相性が悪くすぎるので、あえて私なりに分類してみようかと思います。
まず、私の「原形不定詞」の文法解析は次のようになります。
- 文の要素:補語 Complement
- 品詞:形容詞 adjective(成り立ちは名詞用法だと思います)
- 文構造:第五文型 SVOC(使役動詞・知覚動詞)
ではなぜこのような見解になるのかやっていきます。
第5文型 make OC の「補語 C」のところに「形容詞 cheerful」と同じように入ります。
- He made me cheerful.
- 彼は つくった 私を 陽気な状態に
- He made me laugh.
- 彼は つくった 私が 笑う
この形を不定詞 to do をつかう get でも同じように使えます。
- He got me cheerful.
- 彼は 得た 私を 陽気な状態に
- He got me to laugh.
- 彼は 得た 私が 笑う
つまり「原形不定詞」でも「to 不定詞」でも「形容詞」と同じように「補語 C」の位置に入ります。
次に知覚動詞 see を使ってみます。
- I saw him laugh.
- 私は 見た 彼が 笑う
- I saw him laughing.
- 私は 見た 彼が 笑っている
これらのケースでは「原形不定詞」は「現在分詞」と入れ替えが可能です。
文法用語での「分詞 participle」は「動詞の形容詞用法」を意味します。
つまり「分詞」の使える位置は「形容詞」も使えるということになります。
原形不定詞の文法解釈はとくに品詞を決定しない選択もありです。
ヨーロッパ系の言語では構文・語法としての解説のほうが多数派ですが、それが正当な解釈だと思います。
ですが英語の場合、使役動詞と知覚動詞になるタイプの動詞の多くは、第五文型 SVOC を発動することは絶対に覚えておいてください。
なぜなら原形不定詞と同じ位置で使う「形容詞」や「分詞(動詞の形容詞変化)」はちゃんと第五文型 SVOC で機能するからです。
動詞の文型はできるだけ「五文型 SVOC」の構造を基準に習得すると、スピーキングやライティングの応用が楽になります。
原形不定詞で注意する動詞 help
最後に「原形不定詞」で要注意の動詞 help に触れておきます。
基本的に「原形不定詞」をつかう動詞は「to 不定詞」を使うことができません。
- 原形不定詞のみ可能
- 〇 He made me laugh.
- ✖ He made me to laugh.
- to 不定詞のみ可能
- ✖ He got me laugh.
- 〇 He got me to laugh.
つまり「原形不定詞」と「to 不定詞」のどちらを使うかは動詞によって決まっています。
しかし help だけはどちらでも可能なめずらしい動詞です。
- I help him to get up.
- I help him get up.
動詞 help だけはどちらもつなぐことができます。
そのため「使い分け」が気になると思います。
ここで古英語から受け継ぐ「前置詞 to」の持つニュアンスを活かしてみましょう。
あえて to を使いたいときはどんなときでしょう?
それは「方向性」のイメージを追加したいときです。
もちろん大した違いではないので気にしなくても大丈夫です。
おそらく「不定詞」と「原形不定詞」の注意点はこれぐらいだと思います。
せっかくなので古英語の不定詞の知識を、ぜひ現代英語の「不定詞」にも応用してください!
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