文の要素 SVOC・品詞が英文法の基本:文法用語の解説

you-ve-got-to-think-about-big-things-while-you-re-doing-small-things-so-that-all-the-small-things-go-in-the-right-direction-alvin-toffler 英文法の仕組み

英語は「文の要素 SVOC」と「品詞」の知識は基本になって組み立てられます。

このブログは「文の要素」と「品詞」にかかわる「文法用語の理解」がテーマです。

もし応用レベルの五文型のパターンを例文で確認されたい方はこちらをどうぞ。

日本語と英語の大きな違い

英文法を勉強する前に一番大切なことは「日本語と英語の違い」を知ることです。

そして英語と日本語の一番大きな違いは「言葉の並べ方(語順)」になります。

まず日本語から見ていきます。

  • 私は ごはんを 食べる。
  • ごはんを 私は 食べる。

「私は」と「ごはんを」の語順が入れ替わっても意味は変わりません。 

日本語は「てにをは」といった「助詞」を言葉につなげることで意味を表現します。

  • ○○ ⇒ 主語・話題
  • ○○ ⇒ 行動の対象

この助詞があるので日本語では語順を気にしなくてもかまいません。

一方で英語は「語順」によって言葉の意味が決まります。

英語は基本的に「主語 ⇒ 行動 ⇒ 行動の対象」の並び方です。

  1. The dog likes the cat.
  2. The cat likes the dog.
  1. そのイヌは 好き そのネコを
  2. そのネコは 好き そのイヌを

the dog と the cat を並び替えると「主語」が入れ替わりました。

語順について英語と日本語を比べてみると・・・

【 日本語の語順 】

  • 「てにをは」などの助詞を使って言葉の役割を決める
  • 語順のルールが厳しくない

【 英語の語順 】

  • 語順そのもので言葉の役割を決める
  • 語順のルールが厳しい

このような違いがあるので注意してください。

英語学習を始める前の超基礎はしっかり押さえておきましょう。

英単語の並べ方ルール

英語は「言葉の並べ方(語順)」が決まっている言葉だとわかりました。

そして英語の一番の小さな言葉のまとまりは「単語 word」です。

つまり英語は「単語を並べて意味を表す言葉」ということになります。

では英語の単語(英単語)について確認しておきます。

英単語 word

英単語とは・・・『 アルファベットのつながりで表す言葉 』

カンタンに英単語の例を見てみます。

  • book(本) 
  • apple(リンゴ)
  • dog(イヌ)
  • like(好き)

・・・などなどです。

英語の辞書にはたくさん英単語が載っています。 

英語は「英単語」を「ルール」に従って並べることで意味が伝わります。

そうなると次の2つをおさえることが重要です。

  1. 英単語の意味・・・「辞書」で調べる! 
  2. 英単語の並べ方・・・「文法書」で調べる!

たくさんの英文の使用方法をまとめたものが「英文法 grammar」と呼ばれています。

つまり「英文法」とは「英単語の意味が伝わる並べ方」ってことです!

英語をゼロから学ぶ場合は「英単語」と「英文法」をしっかり押さえていきましょう!

それでは英文法の超基本となる「文の要素 SVOC」と「品詞」へ話を進めます。

〇〇語(文の要素)と〇〇詞(品詞)

文の要素 SVOC

文の要素(sentence element)は「英文の基本構造」のことで、別名では「文の成分」とも呼ばれています。

文の要素は「構造」のことなので、英単語を使う「ポジション」や「役割」とご理解ください。

  • 主語 Subject:英文における主体・主人公を示す
  • 動語 Verb:主語の行動を示す
  • 目的語 Object:行動の対象を示す
  • 補語 Complement:主語と目的語に説明を加える

これだけではわけがわかりませんよね?

でも大丈夫です!文の要素は英文を見ながら理解するものです。

ここで意味が理解できなくても、すこしずつ慣れていけばOKです。

品詞

品詞(part of speech)は英単語に設定されている種類のことです。

英単語は「意味」だけでなく「種類」ごとにグループ分けがされています。

  • 名詞:人やモノ、事柄を表す英単語のグループ
  • 動詞:行動を表す英単語のグループ
  • 形容詞:状態を表す英単語のグループ
  • 副詞:補助的な内容を表す英単語のグループ

・・・などなどです。

実は品詞は「意味」というより「使い方」でグループが決まります。

  • kind 親切な(形容詞
  • kindness 親切さ(名詞
  • kindly 親切に(副詞

どれも「親切」という状態に関連していても品詞は違います。

「名詞 ⇒ 物の名前」や「形容詞 ⇒ 状態」というのは参考程度です。

この品詞のグループごとに「使用ルール」が異なっています

【 英単語の品詞を決める基準 】
△英単語の意味
〇英単語の使用ルール

ですので英単語の「意味」の丸暗記は基本的にうまくいきません。

では「品詞」と「文の要素」をまとめてみます。

品詞のまとめ

  • 英単語の種類を表す用語
  • それぞれの品詞ごとの使用ルールが決まっている

文の要素のまとめ

  • 英文の基本構造を表す用語
  • S V O C の4種類があり、それらをまとめて文の要素と呼ぶ
  • 文の要素の並べ方によって意味が決まる
  • 文の要素に入れてよい品詞は決まっている

さらに英文法との関係性も確認です。

Q. なぜ英文法で「品詞」が重要なの?
A. 英単語の「使い方ルール」を決めるから!
Q. なぜ英文法で「文の要素」が重要なの?
A. 英単語の「並べ方ルール」を決めるから!

では図で確認してみます。

英単語の使用ルール(品詞)と英単語の並べかたルール(文の要素)

ではそれぞれのグループを見ていきます。

【 品詞グループ 】

  • 名詞 Noun
  • 動詞 Verb
  • 形容詞 Adjective
  • 副詞 Adverb
  • 前置詞 Preposition
  • 接続詞 Conjunction

・・・などなどです。

【 文の要素グループ  】

  • 主語 Subject
  • 動詞 Verb
  • 目的語 Object
  • 補語 Complement

これらは大きく分けるとこのようになります。

  • 品詞は・・・○○のグループ
  • 文の要素は・・・○○のグループ

しかしここでひとつ例外があります。

動詞 Verb」は「品詞」でも「文の要素」でもどちらにも登場します。

つまり「動詞」という呼び方だけでは2つの役割を区別できなくなります。

そこであるま・まーたではこのように区別します。

  • 動詞 verb」⇒ 品詞の verb
  • 動語 verb」⇒ 文の要素の verb
英語の verb には品詞「動詞」と文の要素「動語(述語動詞)」の2つの意味がある

 動語 = 文の要素としての verb

・英語の verb は「品詞」と「文の要素」の両方を意味します。

・品詞の「動詞 verb」と区別するため「動語 verb」と呼びます。 

・「動語 V」の一番大切な機能は五文型 SVOC」のパターンを決めることです。 

一般的な英文法では「述語動詞 V」と呼ばれることがよくあります。

これは「述語で使う動詞」という意味で「品詞」であることに変わりはありません。

定義があいまいな用語を使うと応用レベルで痛い目にあうので「動詞」と「動語」を分離します。

動語 V」は、あくまでも「文の要素としての動詞」の機能を表す用語としてご理解ください。

動詞・動語 V・述語動詞の区別の基準はこちらをご覧ください。

文の要素 & おまけ要素

「文の要素」に入れることができる「品詞」は決まっています。

  • 主語 S ⇒ 名詞
  • 動語 V ⇒ 動詞
  • 目的語 O ⇒ 名詞
  • 補語 C ⇒ 名詞 or 形容詞

そして「文の要素に入らない部分」は「おまけ要素」になります。

英文法用語で「文の要素に入らない」という役割を「修飾語 modifier」となっているのをよくみます。

しかし修飾語は「名詞を修飾する形容詞」を意味する用語でもあるので、混乱を招く可能性があります。

そこで「おまけ要素(SVOC に入らない)」というオリジナル用語を使用します。

英語で「おまけ要素」はいろんな品詞を使うことができます。

  • 副詞 ⇒ おまけ要素
  • 前置詞+名詞 ⇒ おまけ要素
  • 接続詞 + 文章 ⇒ おまけ要素

などなど・・・

英語の品詞は細かく分類するときりがありませんし、2つ以上の解釈ができる場合もあります。

そこで、英語を機能させるためざっくりとした分け方をしてみます。

文の要素 SVOC で使う品詞

  • 名詞:主語 S / 目的語 O / 補語 C
  • 動詞:動語 V
  • 形容詞:補語 C

おまけ要素で使う品詞

  • 副詞:補助的な内容を追加する
  • 前置詞:名詞とペアにして時間・空間の表現を追加する
  • 接続詞:単語や文章などを追加できる 

・・・などなどです。

とりあえずこれだけ覚えれば基本の英語がちゃんと機能します。 

品詞によって文の要素(SVOC)とおまけ要素(M)のどちらで使うか決まっている

ただ、これはあくまでもわかりやすさ優先の分け方です。

応用にレベルアップするにはもうちょっと細かい知識が必要になってきます。

たとえば「前置詞「名詞とペア」になった場合の名称です。

単独で使われる場合は「副詞」と呼ばれます。

副詞 in

  • Is he outside? Let him in.
  • 彼は外にいるの?中に入れてあげて。

このケースでは in の後ろに「名詞」がないので「副詞」です。

かりに「in the house」のようになっても「まとめて副詞 ≒ おまけ要素」として使います。

副詞としての接続詞 ≒ 文の要素に入らない

接続詞には「副詞のまとまり」になったり「名詞のまとまり」するものもあります。

ここでは「条件設定」をセットできる接続詞 if を使ってみます。

  • I will help him if he needs my help.
  • 彼を助けてあげるよ、彼が僕の助けを必要とするならね。

名詞としての接続詞 ≒ 文の要素に入る(この例では目的語)

  • I don’t know if he needs my help.
  • 私はわからない、彼が私の助けを必要としているのかどうかを。

接続詞がつなぐものが「文章」であっても英語の品詞ルールが適用されます。

必ず「名詞」や「副詞」といった品詞の使用ルールに従う必要があります。

これは別の名前がついている文法用語でも同じです。

  • 過去分詞(動詞を形容詞として使う)
  • 名詞(動詞を名詞として使う)
  • 関係代名詞(名詞を共有する文で繋げる役目を持つ代名詞として使う)
  • 疑問副詞(副詞で表す内容を尋ねる時に使う)
  • 不定詞の名詞用法(「to + 動詞の原形」を名詞として使う)

ほぼすべての英単語はなんらかの基本的な「品詞」の使用ルールに従って使われます

つまり英単語の「品詞」と正確な使用法は辞書を引いてしっかりと確認する必要があります。

ここでは一番よく目にするパターンで分類してありますので、図で確認してみます。

名詞・動詞・形容詞は特別な扱い

これで「文の要素 SVOC」と「おまけ要素 M」の関係性がご理解いただけたかと思います。

ここから英文を実際につくるステップに進みます。

英語の基本構造は文の要素で、そのなかで使用可能な品詞も決まっています。

英文をつくるには「名詞」「動詞」「形容詞」を文の要素の中で機能させることが必要です。

  • 主語(S)「名詞」だけが入る。
  • 動語(V)「動詞」だけが入る。
  • 目的語(O)「名詞」だけが入る。
  • 補語(C)「名詞」もしくは「形容詞」が入る

図で確認してみましょう。

文の要素(SVOC)で使用可能な品詞「名詞・動詞・形容詞」
文の要素(SVOC)で使用可能な品詞「名詞・動詞・形容詞」

これで「文の要素 SVOC」で使用可能な品詞が分かっていただけたと思います。

英語の品詞では名詞」「動詞」「形容詞」は特別扱いをされています。

特別扱いをされるだけあって厳しい使用ルールが設定されています。

この文の要素と品詞の関係が、英文法の基礎になります。

では次のステップとして「おまけ要素 M」に進みます。

おまけ要素になる品詞

文の要素の中で使える品詞は「名詞」「動詞」「形容詞」だけです。

そのほかの品詞は基本的に「おまけ要素」に入ります。

その代表例が「副詞」と「前置詞+名詞(のまとまり)」です。

副詞 Adverb

時・場所・手段・程度などを表す英単語の多くの品詞は「副詞」になっています。

文の要素は「人・物(名詞)」「行動(動詞)」「状態(形容詞)」で組み立てられます。

副詞はそれらのサポートを担当し、英文の中で「おまけ要素 M」のポジションをとります。

副詞が担当する意味は「場所」「時」「様子」などになります。

  • here(ここで)
  • there(あそこで)
  • now(今)
  • tomorrow(明日)
  • slowly(ゆっくりと)
  • happily(幸せに)
  • sometimes(ときどき)
  • sometime(いつか)

などなど・・・です。

副詞としてよく見る英単語でも別の品詞で使われる場合もよくあるので注意ください。

多義語 well

  • 副詞:よく、上手に
  • 形容詞:健康な
  • 名詞:井戸

多義語 hard

  • 副詞:一生懸命に、厳しく
  • 形容詞:難しい、固い

多義語 very

  • 副詞:とても、本当に
  • 形容詞:真の、本当の

*very はラテン語 veritus(真実)から派生*

などなど・・・です。

前置詞 + 名詞 Preposition + Noun

名詞には「前置詞とペア」で使う用法があります。

これらはまとめて「おまけ要素 M」になります。

前置詞は「名詞のく品」であるため「pre 前 + position 位置」と呼ばれます。

【 前置詞の機能 】
・名詞にひっついて「副詞としての役割を追加」する
・単独で使用されると「副詞」になる

英語のほぼすべての前置詞が「場所」と「時間」を表現できます。

前置詞には様々な種類がありますが、代表的なものを確認します。

【 in 領域 】

  • in his house(彼の家の中で)
  • in that year(その年に)

【 on 接触 】

  • on her boat(彼女のボートの上で)
  • on Sunday(日曜日に)

【 at 点 】

  • at this station(この駅で)
  • at night(夜に)

【 for 範囲 】

  • for 3 km(3キロにわたって)
  • for 3 hours(3時間にわたって)

前置詞は「時間・空間イメージ」の両方を名詞に対して発動できるんです。

このほかにも「方法 by」や「所属 of」や「目的 for」など多彩なサポート体制が整っています。

とはいえ「前置詞+名詞」の主力は「時間・空間の情報」になると思います。

五文型を例文で理解する

「文の要素」と「品詞」を組み合わせる仕組みはつかんでいただけたでしょうか?

ここから「応用編」として五文型を使った事例に進みます。

五文型は「動詞」のつくりだす5パターンの英単語の並べ方です。

動詞は意味だけでなく「担当する文型」を理解することで英語を正確に組み立てることができるようになります。

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