あるま・まーたでは「社会に出て使える英語」を中学~高校レベルから徹底的に育てていきます。
日本の中学英語の内容は学習指導要領によってバラバラになっているものが多くあります。
そのため全体的な仕組みの理解や応用レベルへのつながりが見えにくいです。
中学時点から本質的な理解を積み上げられるように文法解説はすべてオリジナル教材で対応いたします。
中学生から本格的に英語に触れる子がほとんどだからこそ、大人になっても通用する「あらゆることに応用できる基礎力」を身に着けてもらいます。
英単語とイディオム
中学レベルではそれほど多くの単語を覚える必要はありません。
ところが中学レベルの教材には「穴埋め」や「4択」が並ぶものが多く、英語を英語として理解する助けにあまりなりません。
英語は単語・イディオムを並べて意味を表すので、言葉の知識があるだけで理解度がかなりアップします。
あるま・まーたでは単語とイディオムを含めて2000語を中学生の目標にしています。
ここまでくれば公立中学なら知らない表現がほぼ無くなるレベルまで進めます。
次に「品詞」の使用ルールと英文の中での見切り方を徹底的に鍛えていきます。
英語は「多義語」といって、1つの英単語に2つ以上の意味がセットされているものがあります。
これら「多義語」は品詞が変わると「別の英単語」として扱う必要があります。
具体的には 英単語 well を見ていきます。
- 名詞:井戸
- 動詞:(水などが)湧く
- 形容詞:健康な
- 副詞:よく、十分に
このようにそれぞれの「品詞」にはそれぞれ特徴的な使用ルールがセットされているので、品詞の使用ルールを見切ることが英語では超重要になります。
次に和訳しにくい英語はイメージを大切にしていきます。
例えば come と go をみてみます。
- come 来る
- go 行く
英語では「相手のところに行く」といった場合 come を使用します。
- May I come in?(中に入ってもよいですか?)
- May I go in?(中に入ってもよいですか?)
この2つの違いは「相手が部屋の中にいるのか?外にいるのか?」によって変わります。
また come(出てくる、現れる)と go(消える、無くなる)のような違いもあります。
こういった単語はイメージを応用するようにしなければ、うまく英語で処理できません。
- come 2点間の距離が近づく
- go 2点間の距離が広がる
このような特に重要な単語はイメージを重視した解説をしています。
英単語は「日本語の意味」だけでなく「品詞」と「イメージ」の2つもあわせてお伝えいたします。
統語論文法 Syntax
あるま・まーたで採用する英文法は「統語論文法(Syntax)」というものです。
まず文法には大きく2通りの解釈方法があります。
- 統語論文法 syntax:システム・ルール重視の英文法解釈
- 意味論文法 semantics:意味・ニュアンス重視の英文法解釈
中学の英語は「意味論文法」に偏っているので、それとは大きく異なるアプローチとなります。
しかし丸暗記では通用しない仕組みを「統語論文法(Syntax)」によって見極めることが可能になります。
中学生のみなさんは最初はとまどう方も多いですが、半年もたてば相当に好評です。
なぜなら英語の語順で読めば、英語の意味が自然に理解できてしまうからです。
英文法用語の解説
現実問題として、中学英語の文法解説は学習指導要領に準拠するためツギハギが多くあります。
実際に例を挙げると「動詞のING形」があります。
- 進行形(中1)
- 動名詞(中2)
- 現在分詞(中3)
- 分詞構文(高1)
これらはすべて動詞のING形ですので、見た目だけでは見分けることができません。
さらに学年ごとにバラバラに学習するので、多くの生徒さんは混乱しています。
一番大切なのは「英語ネイティブはINGをどのように見分け、理解しているのか?」を正確に理解することです。
そうなると「見た目が同じ」ものは一気にまとめて「動詞のING形」として仕組みを理解しなければ、実際に運用できません。
次に文法用語ですが、中学英語であっても「助動詞」や「不定詞」といった用語には必ず出会うことになります。
おそらくほとんど中学生は、文法用語の正確な意味を知らないまま、例文を暗記させられているはずです。
多くの英語の英文法用語はラテン語から翻訳されたものなので、日本語だけでは本当のことはいつまでたってもわかりません。
英文法用語の本当の意味と機能をラテン語と英語からほりさげて解説いたします。
英語発音:リスニングとスピーキング
あるま・まーたでは英語発音の基本をすべて最初にやってしまいます。
まず母音・子音についてはアメリカ・イギリス発音の両方を参考に練習します。
発音確認のオンライン辞書は、Oxford English Dictionary(イギリス英語)と Merriam Webster(アメリカ英語)を標準で使用します。
グーグルで英語検索をするとデフォルトで表示される辞書が Oxford English Dictionary です。
つぎに日本語にあまりでてこないに出てこない「リエゾン・リダクション・フラッピング」と呼ばれる英語発音の特徴を確認します。
ざっくりいうとこんなイメージです。
- リエゾン(つながる音)
- リダクション(消える音)
- フラッピング(さぼられる音)
これらの特徴を踏まえたうえで、アクセントの強いところをベースに波に乗るように話します。
あるま・まーたでは英文音読が指導の基本なので、文章の流れに乗って発音できるように随時アドバイスいたします。
レベルが上がってくれば、Netflix のキッズ番組なども教材にしています。
英文読解
統語論文法 Syntax を基準にして、英語の語順で英文を音読し、意味を理解する練習がメインになります。
同時に英語発音のトレーニングも兼ねて文章を読み上げてもらうので、発音指導も同時に行います。
英文の内容は中学レベルの単語でありながら、文法や品詞を見切らないと間違えてしまうものをたくさん用意してます。
誤解してしまいそうな内容を集中的に鍛えるので、丸暗記がどれほど通用しないかを実感することもできます。
一見カンタンに見えても統語論文法でなければ正確に読み取れない文章にたくさんぶつかることで、英語をシステム的に分析する能力を育てていきます。
また英文には格言やジョークそしてナゾナゾも多く用意しているので、英語の世界観をつかむのに役立つように配慮しています。
中学から実践レベルの英語の知識をお伝えします
現在、中学3年で「仮定法」を習うようになりました。
しかしこの「仮定法 subjunctive mood」は英語独特の用語で、ほかの言語では「接続法 subjunctive mood」といいます。
ところが同じ仮定法(接続法)でもドイツ語とフランス語では使用法が大きく異なっているんです。
さらにやっかいなことに現代英語では純粋に「仮定法(接続法)」と呼ばれる用法は無くなりつつあります。
つまり古い英語には存在していた「これこそ仮定法だ!」と呼べる形がどんどん消えているんです。
こういった背景を一切無視して中学で仮定法の例文を丸暗記するの恐ろしくハイリスクと言わざるを得ません。
中学はよくても英語を学ぶにつれ、どんどん理解にずれが生じて、大人になっても結局、訳がわからなくて途方に暮れることになります。
英語は長い歴史の中で、いろんな変化が起きているので、どうしてもヘンテコなルールが残っています。
あるま・まーたでは中学生の段階で本当の英語の歴史や文法用語をしっかりとお伝えします。
中学生の時にドイツ語やフランス語の接続法をちょっと知っているだけで、あとがすごく楽になります。
なぜなら「仮定法(接続法)」はヨーロッパの言語では一般的なルールで、イタリア語やスペイン語でもごく普通に使います。
つまりヨーロッパ系の言語を話す人たちは「仮定法(接続法)」がどのようなものかだいたいみんな知っているんです。
そうなると大学生や社会人になって英語を使う時に、仮定法の間違った知識があると、ヨーロッパ系の人たちにまったく歯が立たなくなります。
中学生の段階で、テストの点数では測れない「英語のほんとうの話」を伝えてあげたいと思っています。
中学生にお伝えしたいこと
中学生はどうしても基本的なことを覚えることが多くなります。
英語は普段からなじんでいない人がほとんどです。
私は絶対に「できないこと」を非難したりはしません。
誰でも「できない」のはあたりまえです。
私だってフランス語をパリっ子アクセントで話せといわれたら即ギブアップします。
まず「知る」⇒「分かる」⇒「できる」の流れを作っていきましょう。
人間の記憶は弱く、忘れるようにできている生き物です。
ですので「忘れるからダメだ」ではなく「忘れる前提で地道にやっていこう」と考えて下さい。
中学生で何でもできる必要はありません。
大学生や社会人になって本格的に英語を使えれば大丈夫です。
私も中学3年は相当サボりがちで、高校は半年で中退しました。
そこからアメリカに留学して英語は一気に伸びましたが、当然ながら多くの外国人の友人やガールフレンドのおかげです。
言葉は一人で成長させるのはとても難しいです。
しっかりと自分の成長を見守り、なんでも質問できる人がいれば、安心して努力ができると思います。
私には私の成長と真剣に向き合ってくれる人が多くいました。
今の私はあるま・まーたの生徒さんの成長に真剣に向き合っています。
信頼関係をもとにお互いに成長できるようなご縁があればと願っております。