英語の代名詞の文法用語や使用法に悩んでいませんか?
まずは具体的に代名詞の仲間を見てみましょう。
- I, you, he, she, it, we, they
私も、よくわからないまま呪文のようにこれらを唱えて覚えた記憶があります。
ですが代名詞の解説には疑問を感じる方が多くおられるようです。
そこでこのブログでは代名詞のナゾとその謎解きをこれから進めていきます。
❓英語の代名詞の七不思議
1️⃣そもそも「代名詞」ってどういうもの?
よく見る解説では「名詞の代わりに使う言葉」と書いてあります。
ですが…
🤔「私」とか「あなた」ってどこが「名詞の代わり」になってるの?
と聞かれると、ちゃんと答えられない人も多いのではないでしょうか?
2️⃣代名詞と”人称”代名詞に違いはあるの?
一般的に代名詞として習う I や you などですが、これらは正式には「人称代名詞」と呼ばれています。
そうなると…
🤔そもそも「人称」ってどういう意味?代名詞にはほかの種類にもあるの?
というようなナゾにもつながります。
3️⃣人称(person)ってなに?
そしてさらに、人称代名詞の意味がよく分からないまま、
- 1人称(I, we)
- 2人称(you)
- 3人称(he, she, it, they)
という「〇人称」という区別が登場します。
であれば…
🤔なんで〇人称は3つなん?4人称とか5人称はないんかな?
というナゾが湧いてきます。
4️⃣単数・複数の「数」ってなに?
そしてもっと混乱するのが、ここに 「単数・複数」 という別の区別が入ってくることです。
- I → 1人称・単数
- we → 1人称・複数
- you → 2人称単数・複数
- he, she, it → 3人称・単数
- they → 3人称・複数
こうしてみると…
🤔「1人称」やのに複数になる?「3人称」に単数がつくとどうなんの?
と、ちょっとよくわからない仕組みになっています。
5️⃣なぜ2人称 you に単数と複数があるの?
英語の人称代名詞には、もうひとつ気になるポイントがあります。
✅You are my best friend.
⇒ あなたは私の親友だ。☑️You are my best friends.
⇒ あなたたちは私の親友だ。
というように2人称の代名詞 you だけ単数と複数のどちらも意味することができます。
そうなると…
🤔「あなた」も「あなたたち」も you だけになって困らへんのかな?
という疑問が生まれます。
6️⃣なぜ3人称は he, she, it, they の「区別」になるの?
3人称代名詞の単数は3種類あります。
- 1人称・単数 … I(1種類)
- 2人称・単数 … you(1種類)
- 3人称・単数 … he / she / it(3種類!)
しかし、3人称複数は they という1種類だけになります。
そうなると…
🤔なんで3人称単数だけが3つに分かれて、複数は they にまとまるんかな?
という疑問につながります。
そして極めつけとして、英語では船を she で呼ぶという伝統があります。
- The ship is beautiful. She sails tomorrow.
⇒その船は美しい。彼女(?)は明日出港する。
そうなると…
🤔え?船はモノやのに、なんで she になるの?
という何とも言えないモヤモヤが残ります。
7️⃣ I, my, me, mine の変化と「格」ってどういう関係?
そして最後は、代名詞そのものの変化です。
英語で習う「私」に関連する代名詞を見てみましょう。
- I(私は)⇒ 主格
- my(私の)⇒ 所有格
- me(私を)⇒ 目的格
- mine(私のもの)⇒ 所有代名詞
こうなると…
🤔 同じ「私」なのに、 なんで代名詞だけこんなに形が変わるん?
という疑問が膨らみます。
さらに「○格」という用語があったり、なかったりします。
この「格」はどんな意味を持っているのでしょうか?
ここまでみただけでも、一筋縄ではいかないナゾばかりに見えます。
まさに代名詞七不思議(the Seven Wonders of Pronouns)です!
でもご心配なく!
実はこれ、全部ちゃんと文法的に説明できるんです。
そのカギになるのが4種類のという文法用語です。
- 人称(person)
- 数(number)
- 性(gender)
- 格(case)
そして、この4つの用語の意味を知れば、代名詞の七不思議の謎解きがちゃんとできる構成になっています。
それではまず代名詞の超基本から見ていきましょう!
🧬代名詞ってそもそも何?
まず「代名詞」の役割を漢字で確認しましょう。
✅代名詞は「名詞」の「代」わりに使う言葉
このように漢字の意味から理解して大丈夫です。
さらに英語の代名詞 “pronoun” の定義を確認していきましょう!
英語で代名詞は pronoun といい、ラテン語の pro nomen から来ています。
- pro … ~の代わりに
- nomen … 名前・名詞
このラテン語をムリヤリ英語にすると “for noun” という感じになります。
そのため英語の pronoun は文字通り「名詞の代わりをする言葉」になります。
そして日本語の「代名詞」も、このラテン語をそのまま漢字に置き換えたものです。
- 代 … 代わり
- 名詞 … nomen
日本語でも英語でも文法用語は、ラテン語の意味を使っているものがたくさんあるんです。
そもそも名詞をわざわざ代名詞に置き換える理由は『既に登場した名詞の意味を、話が進んでも分かるようにしておく』という言語の仕組みが関係しています。
もちろん日本語にも代名詞はちゃんと存在します。
日本語の代名詞は「こそあど」
まずは日本語の代名詞からしっかり学んでいきましょう。
- これ … 話す人から近い
- それ … ①聞く人から近い + ②話題に登場した
- あれ … 話す人からも聞く人からも遠い
- どれ … 不明なものを聞く
( 📌日本語の「それ」には2つの大きな異なる役目があります)
いわゆる「こそあど言葉」ですが、日常でも自然に使い分けています。
- これこそが真実だ!
- それってどういう意味?
- あれ、なんやっけ?
- どれにする?
ではここで、試しに「こそあど」を英語にしてみましょう。
- これ → this(指示代名詞)
- あれ → that(指示代名詞)
- どれ → which(疑問代名詞)
そして日本語の「それ」については要注意です。
- 聞く人から近い「それ」 → that(指示代名詞)
- 話題に登場した「それ」 → it(人称代名詞)
(日本語の「それ」にそのまま当てはまる英語はありません)
このように2つの英語が対応します。
日本語では同じ「こそあど」ですが、英語では3つの違うグループに分かれています。
そして英語で最も重要な代名詞は「I(私)と you(あなた)」です。
これらは正確には「人称代名詞」と呼ばれます。
🌈人称代名詞は代名詞の仲間の1種類
ここまでで「代名詞」という言葉の正体は見えてきました。
そして代名詞にはいくつか種類があります。
つまり人称代名詞(I や you など)はその中の一種類にすぎません。
では、ここから代名詞の全体像を見ていきましょう。
基本的な英語で出てくる代名詞は6種類あります。
- 人称代名詞 … I, you, he, she, it, we, they
- 指示代名詞 … this, that, these, those
- 疑問代名詞 … who, what, which
- 再帰代名詞 … myself, yourself
- 不定代名詞 … someone, anything
- 関係代名詞 … that, who, which
このように様々な名称があるのにはちゃんと理由があります。
それは、どの代名詞も名詞を置き換える役割が違うんです。
名詞の置き換え方をまとめるとこうなります。
- 人称代名詞(personal pronoun)
⇒ 会話の中での役割で置き換える- 指示代名詞(demonstrative pronoun)
⇒ 話す人からの距離感で指し示す- 疑問代名詞(interrogative pronoun)
⇒ 未知の情報を質問する- 再帰代名詞(reflexive pronoun)
⇒ 既に登場する名詞と連携させる- 不定代名詞(indefinite pronoun)
⇒ 不特定な情報として提示する- 関係代名詞(relative pronoun)
⇒ 先に登場する内容(≒先行詞)に関係させる
同じ「代名詞」というカテゴリでも、置き換える基準が全然違うんです。
だから「代名詞」と一括りにすると、この違いが見えにくくなります。
ここで注意ですが、人称代名詞は一般的に「代名詞」とだけ呼ばれます。
その理由は…
🎯英語では「人称代名詞」が一番基本になる代名詞だから!
それでは次に「人称」の意味へと進んでいきましょう!
🎭代名詞の「人称」ってなに?
さて、ここからは今回の主役――人称代名詞(personal pronoun)の正体に迫っていきます。
このセクションでは次の2つを解説していきます。
- 文法用語の「人称」の意味
- 1人称、2人称、3人称がある理由
それではまず「人称」の語源から見ていきましょう!
person の語源は persona(仮面)
英語で「人称」は person といいます。
この person を形容詞にして personal pronoun(人称代名詞)となります。
- 1人称 ⇒ first person(1st person)
- 2人称 ⇒ second person(2nd person)
- 3人称 ⇒ third person(3rd person)
つまり「人称」と「人」は同じ英単語 person が使われます。
ついでに語源も確認しておきます。
🧬person(人、人称)
https://en.wiktionary.org/wiki/person
⇒ 語源はラテン語 persona(ペルソナ)で「仮面・役割・演者」の意味
このペルソナとは、古代ローマの演劇で「役者がかぶっていた仮面」のことです。
🎭仮面 → 役割 → 役を演じる人 → 人
このように意味が広がって、最終的に「人(person)」を表すようになりました。
つまり「人称」を意味する person は「会話における役割」を割り当てた言葉なんです。
🎭grammatical person(文法の “人/人称”)
Grammatical person – Wikipedia
⇒ 会話を前提とした役割の割り当て
そうなると、文法で使う person(人称)と実際の person(実際の人)と区別する必要が出てきます。
もちろん文法用語はちゃんと存在しています。
1~3人称は「話す人」が選ぶ!
人称をしっかりと理解するために、ここでちょっと普段の会話を想像してみてください。
どんな会話でも、ほぼすべてに3つの役が登場するはずです。
- 話す人
- 聞く人
- 話題に出てくる人やモノ
たとえば、こんなシーンです。
💡太郎が花子に「鈴木先生って優しいよね」と言った。
この会話にはちゃんと3人登場します。
- 太郎 … 話してる人
- 花子 … 話しかけられてる人
- 鈴木先生 … 話題に出てきた人
この会話に登場する3つの役を区別するシステムが「人称(person)」なんです。
つまり『会話に登場する役割は3種類あるので、人称も3つまである』というわけです。
ではここから、それぞれの人称を整理していきましょう
まず最初に、英語における原則を確認します。
🎤話す人(1人称)から聞く人(2人称)への発話が基準になる。
つまり、どの代名詞を使うのかは「話す人(1人称)」が決定します。
この原則に合わせて人称を詳しく見ていきます。
1️⃣1人称(first person)
⇒ 話してる本人(the speaker)
- 英語では I(私)
- 会話を動かしているまさにその人
2️⃣2人称(second person)
⇒ 話しかけられている相手(the addressee)
- 英語では you(あなた)
- 会話を聞いているその人
2️⃣3人称(third person)
⇒ 話題に登場するその他すべて(others)
- 英語では he / she / it(彼・彼女・それ)
- 人もモノも全部ここに入る
そもそも会話が成立するには「話す人」と「聞く人」の役が最低限、必要になります。
- 1人称 = I(話す人)
- 2人称 = you(聞く人)
だから英語ではこの2つの役をシンプルな単語だけで置き換えます。
ところが3人称は「話す人と聞く人以外の全部」という巨大なカテゴリになります。
ですので人、動物、モノについて「男性も女性も人以外まで全て」に対応します。
ありとあらゆるものが3人称のグループ(he, she, it)に詰め込まれます。
つまり話す人と聞く人以外はぜんぶ3人称になるので「4人称や5人称はなくてもよい!」というカラクリなんです。
🔢代名詞の「数」ってなに?
ここまでで、人称の正体は見えてきました。
では次は、単数と複数で区別する「数(number)」に進みます。
そもそも代名詞とは「名詞の代わりに使う言葉」という意味でした。
- 1人称:I(単数)/ we(複数)
- 2人称:you(単数・複数が同じ形)
- 3人称:he, she, it(単数) / they(複数)
もちろん名詞や代名詞に関する文法の「数」と一般的な「数」と区別した用語もあります。
🔢grammatical number(文法の数)
Grammatical number – Wikipedia
⇒ 通常の「数」や「数字」と区別する言い方
代名詞は「人称 × 数」で置き換える
では人称代名詞をここから詳しく見ていきます。
2つの文法上の分類(カテゴリー)が使用されます。
🎤文法の”人”(grammatical person)
⇒ 話す人から見た会話での役割
🔢文法の”数”(grammatical number)
⇒ 名詞の単数/複数などの区別(📌人称と数はそれぞれ別のカテゴリーに入ります)
- 1人称 x 複数
- 2人称 x 単数
- 3人称 x 単数
これらの表現は、この2つのカテゴリを組み合わせたものなんです。
たとえば3人称代名詞で代名詞の置き換えをみてましょう。
✅a book(単数)→ it(3人称・単数)
⇒ 名詞が単数なら代名詞も単数☑️books(複数)→ they(3人称・複数)
⇒ 名詞が複数なら代名詞も複数
このように機械的な対応になっています。そして「三単現の s」とよばれる「三単現」もこれに対応します。
💡third person singular present(3人称単数現在)
これは代名詞に置き換えたときに he/she/it を使う三人称単数の名詞と動詞の現在時制が連動する仕組みの説明です。
代名詞の和訳を丸暗記すると危険!
ここまでで人称代名詞の 構造 は完璧に見えました。
でも、ここからが本当に大事な話になっていきます。
おそらくみなさんは、まず人称代名詞の和訳を覚えたかと思います。
- I … 私は
- we … 私たちは
- you … あなたは/あなたたちは
- he … 彼は
- she … 彼女は
- it … それは
- they … 彼らは/彼女らは/それらは
ですが、ここで私が魂を込めてお伝えしたいのが…
🚫人称代名詞の和訳丸暗記は絶対にやめてください!
その理由は、話す人(=1人称)によって代名詞の選択が変わることがよくあるからです。
では実際に、和訳丸暗記の危険性を we(私たちは)を例にみていきます。
次のようなAさんからBさんへの会話を想像してください。
❓ A: Can we do this?
(私たちは、これをできるかな?)
この質問に対し、Bさんの答え方には2つの可能性があります。
✅ B: Yes, we can.
(うん、私たちならできるよ。)
⇒ 疑問文の we がAさんとBさんの両方を含んでいた。☑️ B: Yes, you can.
(うん、君たちならできるよ。)
⇒ 疑問文の we にBさん自身は含まれていなかった
いかがでしょうか?
全く同じ「Can we do this?」という文ですが「誰が we に入るか」は話す人(一人称)が決めます。
🤝1人称複数(we)
⇒ 話す人(I) + 話す人が選んだ追加メンバー!
ここから、さらに応用レベルへと進んでいきます。
✅We will go hiking tomorrow. You wanna come?
(私たち、明日ハイキング行くんやけど。君も来る?)
- この we は「話す人+話し人の仲間」だけ
- 聞く人はまだ含まれてないので「来る?」と勧誘している
☑️We went hiking last year. Do you remember that?
(去年、私たちハイキング行ったよね。あなたはそのことを覚えてる?)
- この we は「話す人+聞く人」の両方
- 前に we で一緒に行ったことを「覚えてる?」と確認している
どうでしょうか?
上のどちらの文も同じ we なのに意味が大きく違います。
代名詞は話す人(一人称)がその場で決めるからこそ、代名詞の和訳の丸暗記をしてしまうと英語の本質が見えなくなります。
しかし、ここで大きなナゾが湧いてきます。
代名詞 you の場合はどうみても、「あなた」と「あなたたち」を区別できません。
それでは次章で、代名詞 you 単数と複数のナゾに切り込んでいきます!
👂なぜ2人称 you に単数と複数があるのか?
2人称の you は「あなた」と「あなたたち」の両方を意味します。
実際に、例文で確認してみましょう。
✅You are my best friend.
⇒ あなたは私の親友だ。(1人に向かって)☑️You are my best friends.
⇒ あなたたちは私の親友だ。(複数人に向かって)
といったように、英語の you は単数も複数も同じ形になっています。
こうなると日本語だと困りそうですが、英語だと意外にちゃんとわかるものなんです。
その理由は you が「2人称(聞く人)」だからなんです。
2人称は「聞く人」の役割
まず2人称代名詞のおさらいから始めましょう。
👂2人称(you)は、聞く人(the addressee)の役割
⇒ 話す人に直接、話しかけられている人
これが意味することは、話す人から見れば「聞く人が何人いても会話の構造は変わらない」ということです。
たとえば、こんな場面を想像してください。
✅先生が生徒1人にむけて――
“Are you ready?”(準備はいい?)☑️先生がクラス全員にむけて――
“Are you ready?”(みんな準備はいい?)
相手が1人でも30人でも、「聞く人」という役割はまったく同じです。
だから英語では「聞く人の you では単数と複数を区別しなくてもいい!」と割り切ったわけです。
これは会話でも文章でも同じ構造です。
✍️Hello, readers, how are you? (文章)
⇒ 読者のみなさん、お元気ですか?🎤Hi everyone, can you hear me?(会話)
⇒ みなさん、聞こえてますか?
ブログの読者だろうと、会場の何百人だろうと、話す人からみて「呼びかける相手(聞く人)」という役割になれば、誰でも you が使えます。
これが2人称 you の正体なんです。
複数の you(あなたたち)を見抜く方法
とはいえ実際の英語では「この you は1人?複数?」をハッキリさせたい場面はあります。
そんなとき、ネイティブはこんな工夫をしています。
- you guys … 君ら(カジュアル、男女問わず)
- you all / y’all … みなさん(特にアメリカ南部)
- all of you … あなた方全員
もう一つの区別するパターンも見てみましょう。
- You are my friend(単数形)
- You are my friends(複数形 –s)
このように you を「名詞の複数形」とつなげることもできます。
ほかにもいろいろな方法で複数の you(あなたたち)を表現することが可能です。
(🔗複数の you の見分け方や使い分けのコツは、こちらの記事で詳しく解説しています👇)

昔の英語の2人称 thou と ye
ここでちょっと意外な事実のご紹介です。
実は昔の英語では、2人称代名詞に単数と複数を区別する形がありました。
✅thou… 2人称・単数(あなた1人)
☑️ye… 2人称・複数(あなたたち)
この2つの代名詞は 16~17世紀頃(シェイクスピアの時代)まではちゃんと使い分けられていました。
ちなみに、 英語の親戚 にあたる言語を見てみましょう。
🍺ドイツ語
⇒ du(単数)/ ihr(複数)🍷フランス語
⇒ tu(単数)/ vous(複数)
このように2人称の単数と複数をしっかり区別しています。
つまり、現代英語の方が、実はちょっと特殊なんです。
英語では、歴史の流れの中で、thou も ye も消えてしまい、最終的に you にまとまってしまいました。
もしかすると『なんで thou と ye は消えて、you に統一されたんやろう?🤔』という疑問をお持ちの方もおられると思います。
これにはフランス語の影響や、ローマ皇帝にまでさかのぼる面白い歴史があります。
(🔗you が単数と複数を意味する理由は、こちらの記事で深掘りしています👇)

ここまでで you に単数と複数があるナゾは解けました。
ところが、3人称を見ると he / she / it / they と4種類も存在します。
次のセクションでは、3人称だけ4つの「区別」がある理由に切り込んでいきます!
📚なぜ3人称は he she it they の「区別」がある?
3人称の謎解きに進む前に、まず人称代名詞を全部並べてみましょう。
- 1人称・単数 … I(1種類)
- 1人称・複数 … we(1種類)
- 2人称・単数 … you(1種類)
- 2人称・複数 … you(1種類)
- 3人称・単数 … he / she / it(3種類!)
- 3人称・複数 … they(1種類!)
そして、3人称単数の代名詞は「男性 / 女性 / 人以外」という3つの区別で使い分けます。
- 男性 を指すなら → he
- 女性 を指すなら → she
- 人以外 を指すなら → it
例文で確認してみましょう。
✅Tom is my friend. He is kind.
(トムは私の友達。彼は優しい)☑️Mary is my friend. She is kind.
(メアリーは私の友達。彼女は優しい)📦The box is on the table. It is heavy.
(その箱はそのテーブルの上にある。それは重い)
このように代名詞で置き換える対象によって he / she / it を使い分けます。
一方、 3人称複数形になると性別や人・モノに関係なく they ひとつにまとまります。
✅Tom and Ted are my friends. They are kind.
(トムとテッドは私の友達。彼らは優しい)☑️Mary and Megan are my friends. They are kind.
(メアリーとメイガンは私の友達。彼女たちは優しい)📦The boxes are on that table. They are heavy.
(その複数の箱はそのテーブルの上にある。それらは重い)
こうなると基準がバラバラになっていると思われるかもしれません。
でも実はこれ、英語が歴史の中で選んだ「分け方」に関わる面白いカラクリがあるんです。
3人称は「会話の外にいる」から区別が必要
そもそも、なぜ3人称だけ単数で3つの区別が必要なのでしょうか?
その答えは、3人称の特殊な立ち位置にあります。
ここで思い出していただきたいのが、以前のセクションで見た会話の役割です。
- 1人称(話す人)⇒ 会話の現場にいる
- 2人称(聞く人)⇒ 会話の現場にいる
- 3人称(それ以外)⇒ 会話に参加しているとは限らない!
ここで重要なのは「1人称と2人称だけいれば会話が成立する」ということです。
ところが3人称の場合は「話す人でも聞く人でもない、それ以外全て」というカテゴリに入ります。
そうなると3人称の対象が会話の現場にいるとは限りません。
たとえば、日本語でこんな会話を想像してください。
😝太郎が花子に「鈴木先生って優しいよね」 と言った。
このとき、話に出てきた鈴木先生は――
- 職員室にいるかもしれない
- もう帰宅してるかもしれない
- そもそも別の学校にいるかもしれない
…と、どこにいるか分かりません。
そのため次のような前提が必要です。
🔥3人称が意味する対象は、見えない場所にいる前提で明確に示して会話に登場させる必要がある!
だからこそ、英語の3人称単数の代名詞は3つに分かれて細かい情報を伝えるという構造をもっているんです。
ところが、同じ3人称でも複数なら they にまとまります。
そうなると「単数=3つ / 複数=1つ」という分け方がいいのか、わるいのかわかりにくいと思います。大雑把にも見えてきます。
しかし実は、英語の3人称の分け方に、なんらかの絶対的な優位性があるわけではないんです。
実際にほかの言語を見ると3人称の分け方には別のパターンもあるんです!
代名詞の「区別」は言語ごとに違う
ではここから、英語の親戚の言語も交えて「3人称代名詞の区別」を見ていきます。
まず、ドイツ語では英語とほぼ同じ仕組みを持っています。
- 単数
⇒ er(男性)/ sie(女性)/ es(中性)の3つ- 複数
⇒ sie の1つにまとまる(📌女性単数の sie と複数の sie は動詞の変化が異なるので区別できます)
ところが、フランス語では大きく違う仕組みになっています。
- 単数
⇒ il(男性)/ elle(女性)の2つ- 複数
⇒ ils(男性) / elles(女性) の2つ
つまり、どちらも「男女 × 単数複数 = 4つの区別」という仕組みです。
そのためフランス語などでは英語の it に相当する名詞は、男女のどちらかに割り当てられます。
このように英語の3人称の区別は、ドイツ語を知っている人なら自然ですが、フランス語を使う人からすれば違和感のあるものになります。
どちらのタイプも日本語にはない区別ですから、いずれにしても日本語話者にとって違和感があるのは当然なんです。
ここでちょっとだけ英語の親戚の言語のグループをご紹介します。
英語の親戚の言語は大きく2種類に分かれます。
🔴ゲルマン語グループ
⇒ 英語やドイツ語など🔵ロマンス語グループ
⇒ フランス語やスペイン語など

ドイツとフランスは地理的に見ればどちらもイギリスのお隣さんです。
ですが言語の特徴としてみると地理的な近さよりも「同じ言語グループに属するかどうか」のほうが文法の類似性に影響します。
もちろん同じ言語グループ内でも大きく異なる文法を持つ言語もあるので注意してください。
3人称の「性」は名詞のジャンルのこと
英語などのヨーロッパ言語の3人称の代名詞には区別があるということをここまで見てきました。
そして、この名詞を区別する仕組みにも文法用語が存在します。
🧬grammatical gender(文法の性)
Grammatical gender – Wikipedia
⇒ 名詞を使用するときの区別の仕組み
ここで多くの人がつまずくのが「性(gender)」 という言葉です。
「性」 や「ジェンダー」 と聞くと、どうしても男女の話を連想してしまいます。
ところが「文法の性」は、本来まったく違う意味を持っています。
そのカギは gender という単語の語源にあります。
英語の gender はラテン語の genus(種類・属)から来ています。
この genus はフランス語の「ジャンル(genre)」という言葉とも同じ語源です。
つまり文法用語の gender とは「種類による分類」 = ジャンル分けという意味なのです。
実際、日本語の「性別」という言葉も漢字を分解すると意味が見えてきます。
- 性 ⇒ 種類や性質
- 別 ⇒ 区分や分類
これらを合わせると「種類による区分」 となり、これは英語の gender の語源とちょうど重なります。
このように、文法でいう「3人称の性」とは「名詞を種類によってグループ分けする仕組み」のことなんです。
この「名詞のグループ分け」という発想は英語よりもむしろほかの言語ではっきりと見られます。
英語の親戚にあたるドイツ語やフランス語などでは、人間以外のモノにも性別が割り当てられます。
たとえば、次のような具合です。
🍺ドイツ語:das Kind(子供) → es(中性扱い)
🍷フランス語:bateau(船) → il(男性扱い)
このような区別は日本語の感覚からするとかなり奇妙に見えるはずです。
しかも、この性別の割り当ては言語によってバラバラです。
まずは「☀️太陽の性別」を見ていきましょう。
🍺ドイツ語:die Sonne(女性扱い)
🍷フランス語:le soleil(男性扱い)
そして「🌙月の性別」も見てみます。
🍺ドイツ語:der Mond(男性扱い)
🍷フランス語:la lune(女性扱い)
つまり文法の性では、我々が認識する性別とは無関係に決まっています。
あくまで「その言語がその名詞をどのジャンルに入れているか」という言語ごとの分類ルールにすぎません。
そして、これらの言語では名詞の性別を意味から予測することができません。
そのためドイツ語やフランス語などのネイティブは子供のころから一つひとつ丸暗記で覚えていきます。
現代英語の3人称は「自然の性」が基準
ここまで「英語以外の言語」 の話をしてきましたが、実は英語も例外ではありませんでした。
古英語(およそ1000年前)の時代には、英語にも名詞ごとに性別が割り当てられる仕組みがありました。
つまり、かつての英語はドイツ語などと同じで、すべての名詞を男性・女性・中性のいずれかに分類していました。
ところが、 英語はその後の歴史の中で大きく変化します。
中英語(およそ1100〜1500年)の時代にかけて、英語は名詞の性別の区別を少しずつ失っていきました。
そして最終的に、英語は次の形にシフトしました。
✅昔の英語
⇒すべての名詞に性別を割り当てる(grammatical gender)☑️現代英語
⇒ 意味どおりに性別を割り当てる(natural gender)
冒頭で見た「he / she / it の使い分け」 は、まさにこの自然の性別(natural gender)にもとづいているのです。
実は、ヨーロッパ言語の中でも自然の性別(natural gender)に従って名詞を使う言語はかなり少数派です。
そう考えると、現代英語では「自然の性別」に従って代名詞を割り当てるので、日本語話者にとって比較的わかりやすい言語と考えることもできます。
三人称単数の代名詞で注意する例
現代英語の基本ルールは自然の性別を he/ she / it に割り当てます。
ところが実際の英語には、この基本ルールから少しだけ外れた使い方がいくつか残っています。
ここでは、 代表的なものを見ていきましょう。
👶性別が分からない赤ちゃんや子供を it で受けることがある
実際にどんな文なのか見てみましょう。
👶The baby is crying. It must be hungry.
(赤ちゃんが泣いている。 お腹が空いているにちがいない)
人間なのに it で受けるのは、日常的な感覚からするとやや意外かもしれません。
これは、 前のセクションで見たドイツ語の das Kind(子供=中性) と同じ流れにあります。
実は古英語でも、子供を表す名詞は「中性」に分類されていました。
つまりこれは、かつての文法の性別の名残 が現代英語にうっすら残っている例なのです。
もちろん現代では、子供を it で受けるのを避け、he / she や they を使うことも増えています。
次に、 文法の性とは別の理由で she(女性)が使われる例もあります。
⛵ 船・国・自然を she で受けることがある
実際にみるのは次のような文です。
⛵The ship is beautiful. She sails tomorrow.
(その船は美しい。 明日出港する)
船・国・自然などを she で受ける習慣が、近世(16〜19世紀ごろ)に生まれ、それが現代で一部残っています。
これは文法の性とは関係なく、対象への愛着を込めた擬人化によるものです。
たとえば現代でも、自分の愛車を――
🚗That’s my car. Isn’t she beautiful?
(あれがオレの車だ。彼女、美人だろ?)
――と、 まるでガールフレンドのように語る場面が、 ドラマや映画でもよく登場します。
このようにモノに感情を込めて she や he で呼ぶ表現は、現代でも生きています。
もう一つ、 知っておくと便利なのが神(God) の受け方です。
✝️キリスト教の神(God)は大文字の He(男性)で受ける
キリスト教の文脈では、神を指すときに 大文字の He / Him / His が使われることが多くあります。
✝️God loves His children.
(神は自らの子どもたちを愛している)
文の途中でも大文字になるので、英文を読むときは注意しておきましょう。
ここまで見てきた「ズレ」は、一見バラバラに見えるかもしれません。
ですが、 それぞれにちゃんと背景があります。
👶子供 = it
⇒ 古英語の文法の性の名残⛵船・国・自然 = she
⇒ 愛着を込めた擬人化✝️神 = 大文字の He
⇒ キリスト教の慣習
つまり、これらは「覚えるべき例外」 というより現代英語に残る歴史や文化の痕跡です。
現代英語の中心ルールはあくまで自然の性別(natural gender)です。
現代英語では they が「単数」 でも使われる
ここまで3人称単数 he/she/it の古い時代から残る用法を見てきました。
しかし現代英語では3人称複数 they にむしろ新しい変化が起きています。
それが『they は「単数の名詞」に対して使われる』というケースです。
具体的には次の3つがあります。
- 性別が分からない・特定しない相手
- 単数扱いの集合名詞(everyone など)
- ジェンダーに中立な代名詞
ではこれらの例を they で受ける場面を見ていきましょう。
1️⃣性別が分からない・特定しない相手を they で受ける
まず、 次のような例を見てください。
✅Someone left their umbrella. I hope they come back for it.
(誰かが傘を忘れていった。 取りに戻ってくるといいけど)
✅If anyone calls, tell them I’ll be back soon.
(誰か電話してきたら、 すぐ戻ると伝えて)
ここで someone や anyone の性別が分からないので he とも she とも決められません。
そんなとき現代英語では they で受けるのが自然なんです。
これは、性別を特定しない・特定する必要がない場合の便利な受け方として広まっています。
では次に単数と複数の区別が分かりにくい場合に進みましょう。
2️⃣単数扱いの集合名詞(everyone)を they で受ける
実際に例文を見てみましょう。
✅Everyone has their own opinion.
(みんな、 それぞれ自分の意見を持っている)
everyone が文法的には単数扱いなのは「一人ひとり」に焦点をあてる集合名詞だからです。
もちろん日本語の「みんな=複数=they」という感覚でも、実際の使用には問題ありません。
だからこそ受ける代名詞は they / them / their のほうが自然に使えます。
では最後にとくに近年広がっている they の使い方です。
3️⃣ジェンダーに中立な代名詞として they で受ける
性別を 男女のどちらかに限定しない 表現として、 they が選ばれる場面が増えているのです。
たとえば、性別を明かしていない人物や、性別で区別したくない場面もあります。
✅My friend is a doctor. They work at the city hospital.
(私の友達は医者だ。 市立病院で働いている)
まず they だけみてしまうと複数形に見えます(私もなかなか慣れません😂)
ですが、このように he でも she でもなく they を使うのは現代英語で「ジェンダーに中立な代名詞」として定着しつつある用法です。
この「中立的な単数の they」は現代の英語(ニュース・SNS・日常会話)では本当によく出てきますのでほぼ必須の知識と言えます。
さて、 ここまでで「人称・数・性」 という3つの文法カテゴリを見てきました。
ところが――まだ最後の謎が残っています。
それが代名詞の4つの変化(I / my / me / mine)です。
同じ「私」 なのに、なぜこんなに形が変わるのか?
この謎を解くのが「格(case)」 という 最後の文法用語です。
次のセクションでは、 この「格」 のナゾに切り込んでいきましょう。
🍂代名詞の4つの形と「格」はどういう関係?
ここまでで「人称・数・性」 という3つの文法カテゴリを見てきました。
いよいよ最後のナゾ――「格(case)」 です。
まず、冒頭でも見た「私」 に関する代名詞をもう一度並べてみましょう。
- I(私は)
- my(私の)
- me(私を)
- mine(私のもの)
同じ「私」を指しているのに、形が4つもあります。
なぜ人称代名詞はこんなに形が変わるのでしょうか?
実はこれにも、ちゃんとした文法の仕組みがあります。
英語の人称代名詞は「文の中でどんな役割をするか」によって形が変わります。
具体的な例文を見てみましょう。
- I love him.
(私は彼を愛している) - He loves me.
(彼は私を愛している)
同じ「私」でも「主語 のときは I」そして「目的語 のときは me」になります。
この代名詞を変化させる仕組みにもちゃんと文法用語があります。
🧬 grammatical case(文法の格)
Grammatical case – Wikipedia
⇒ 文中での役割によって名詞・代名詞の形が変わる仕組み
英語の文法用語「case」はラテン語で「落ちる」を意味する動詞である「cadere」から生まれた「casus」という名詞に由来します。
これは単語の形が変化することが「落ちる」ように解釈されたことによります。
この「格」という仕組みはラテン語だけでなく古英語では非常に重要な仕組みだったんです。
古英語にはかつて4つの格があった
古英語(およそ1000年前)には、代名詞だけでなく名詞にも4つの格がありました。
- 主格(nominative)
⇒ 主語と補語で使う- 属格(genitive)
⇒ 名詞を修飾するときに使う- 与格(dative)
⇒ 間接目的語(~に)に使う- 対格(accusative)
⇒直接目的語(~を)に使う(📌あくまで基本の使い方の一部です。言語によっても差があります。)
この4つの格はゲルマン語の仲間が共通でもっていた仕組みで、現代のドイツ語にも見られる特徴です。
ところが、 英語は歴史の中でこうした格の仕組みを少しずつ失っていきました。
現代英語の目的格は「与格+対格」がひとつにまとまった形を示す用語です。
では実際に名詞と代名詞について「主語 ⇔ 目的語」の役割を変えてみてみましょう。
- The man knows him.
- He knows the man.
このように現代英語では名詞は形を変えず、代名詞だけが変わります。
ですが、昔の英語に近いドイツ語なら名詞にもちゃんと変化が起きます。
🍺Der Mann kennt ihn.
🎩The man knows him.
ここで主語と目的語を入れ替えます。
🍺Er kennt den Mann.
🎩He knows the man.(📌ドイツ語の名詞は冠詞 “den” に変化しています。)
現代英語でこのような格の変化が残っているのは、人称代名詞のほかに疑問代名詞などごく一部だけになります。
- who(主格)
- whose(所有格)
- whom(目的格)
(🔗現代英語と古英語の「格」の詳しい解説はこちら👇)

なぜ所有代名詞だけ「格」がつかないの?
ここで1人称単数代名詞の4つの形を役割ごとに整理してみましょう。
- I … 主格(主語になる)
例:I am a student.- my … 所有格(所有を表す)
例:This is my book.- me … 目的格(目的語になる)
例:He called me.- mine … 所有代名詞(「私のもの」 を表す)
例:This book is mine.
ここで、鋭い人は気づくかもしれません。
所有代名詞の mine だけに「格」がついていません。
これは日本語の問題ではなく、英語の文法用語でも同じです。
- 所有格 ⇒ possessive case
- 所有代名詞 ⇒ possessive pronoun
実はこのナゾの答えは「my と mine の歴史」にあります。
実はこの2つ、もともとは同じ1つの「属格(genitive)」 から生まれた仲間なんです。
この属格から歴史の中で役割が2つに分かれます。
- my … 後ろに名詞が必要(my book)
- mine … 単独で使える(This is mine.)
しかし近世(16~17世紀)の頃は mine を所有格のように使う用法があったんです。
それは…
💡母音から始まる単語は my ではなくて mine をつかう!
実際にやってみましょう。
- my heart
- mine eyes
- mine own heart
これは古い2人称単数の代名詞 thine(あなたのもの)でも同じです。
- thy soul
- thine arm
- thine own soul
この2つの所有(possessive)に関する代名詞はもともと同じ属格から派生した用法です。
しかし古英語の属格とは大きく違う使い方に変化しています。
さらに現代英語で2つの役割がはっきり分かれた結果、我々の使う文法用語に変わっていきました。
- my … 所有格
- mine … 所有代名詞
(📌これらは「属」格とは違うものなので「所有」という用語が使われます。)
つまり mine に「○格」が付かないのは「もとは同じ属格だったものが、役割の違いから別の名前で呼ばれるようになった」という名残なのです。
⭐Closing Thought
ここまでお読み下さった皆さん、ありがとうございました😌
代名詞を読み解くカギとなる4つの文法カテゴリがすべて出そろいました。
- grammatical person
(🎭人称=会話での役割) - grammatical number
(🔢数=名詞の数え方) - grammatical gender
(📚性=名詞の区別) - grammatical case
(🍂格=名詞の文中での形)
これらは英語の代名詞だけをみているとあまり気にしなくても何とかなります。
ですが代名詞に関して「よくある質問」に答えようと思うと、言語の深いところまで進んでしまいます。
それは英語がゲルマン語の仲間というヨーロッパ言語に所属しているからなんです。
ここで発想を逆転させると、英語を自由自在に操作しようと思うなら、ヨーロッパ系言語の原理を早めに知っておくとかなりのアドバンテージになると考えることができます。
ドイツ語やフランス語の基礎を学ぶだけでも、想像を超えた英語力UPにつながる可能性が秘められています。
ではまた、別の記事でお会いしましょう🫡
ちょっとユニークな英語塾
志塾あるま・まーたは、楽しみながら英語を広く深く学べるオンライン英語塾です。
高校を半年で中退した塾長が、アメリカ留学中に人工言語エスペラントと出会ったことをきっかけに、ゼロから“世界で通用する英語力”を習得できました。
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世界のどこにもないみなさんオリジナルの英語学習をぜひ一緒に作っていきましょう😆

