英語学習は「心技体」よりも「体技心」のほうを大切に

Quote-we-become-just-by-doing-just-acts 教育について

「勉強もスポーツもやる気やモチベーションが重要」

こういう意見はよくみます。 私もある程度賛成です。

とはいえ、なんでも初めからうまくいくことばかりではありません。

ちょっとがんばっても、うまくいくとは限りません。 かなりがんばっても、うまくいかないこともあります。

そうなると「どうせ自分なんて・・・」と思ってしまいがちだと思います。

がんばっても結果が出ないと「努力してもムダじゃないのか・・・」となってやる気が無くなって来るのも当然です。

初心者からスタートして、ずっと高いモチベーションを維持するのはムリだと思います。

なんでもすぐにこなせる超人がいたとしても、私も含めてほとんどの人間にはそんなことはできません。

それなのに「できないのにやる気を出そう」とすることで余計につらくなってくるはずです。

「心技体」よりも「体技心」

元プロ野球選手で超一流とよばれる落合博満さんの「采配」という著書を拝読した時「これだ!」と思った言葉があります。

『心技体』よりも『体技心』

英語ができなれば英語に自信がもてないのは誰でも同じだと思います。

私もアメリカ留学直後から3年間ほどは、ずっと「逃げの気持ち」がどこかにありました。

しかしだんだんと成長するにつれて分かったことがあります。

「完全に理解できる英語の内容にひるむことはなくなる」

知らない単語や内容があれば「ヤバい!」とビビってしまいます。

しかし「ああ、なるほどね!」となる内容なら理解できるのは日本語でも英語でも同じです。

結局は自分の理解レベルと自信は比例するんです。

「知らない言葉は推測する」

こんな受験指導もあるようですが、それは所詮、日本人同士のテストでの話です。

英語ネイティブやそれに相当するレベルの頭にいい人たちは高度な英語を完全に理解して運用しています。

そのレベルの人たちに「推測」で立ち向かうことは多くの人にはできないでしょう。。

日本の英語指導には「英語をカンペキに理解して運用する」という視点がすっぽりと抜け落ちているように思えます。

テストで点数稼ぎをしても、それは日本人同士の机の上での競争でしか通用しないのが実情だと思います。

英語を理解するというのは「最低でも95%程度の理解度を保つ」という感覚が丁度よいと思います。

ちゃんとわかるから「自信」がうまれる

実力と自信はつながるわけですから英語力の中身が重要になってきます。

  • 理解している単語やイディオムの量 ≒ 英語力への自信
  • 正確な英文法の運用能力 ≒ 英語力への自信

つまり努力で身に着けられる英語力は大きく分けて「語彙力」と「文法力」になります。

「正しい意味の言葉を正しいルールで使う」

これができるだけで相当な英語力を確保できます。

実際に英語を理解できるようになれば、さらに理解できることも増えていきます。

リーディングもリスニングも正確に理解できることで、対応できる範囲が広がっていきます。

そうなるとライティングやスピーキングのアウトプットの能力も伸びていきます。

まずは「正確な英語」を知っていることが自信の基礎となるはずです。

意味のある努力を応援しつづけることが教育

とはいえ最初から「できる」にはなりません。

最初は自分を「能力」で評価する必要はないと思います。

まずは自分の「努力」を肯定することから始めればよいと思います。

重要なのは「結果につながる努力」です。

それを見極めるのが「先生」に必要な能力だと思います。

「できる=自身」につながる努力をサポートしていくことが教育です。

  • 知らない単語やイディオムの意味は必ず調べる
  • 文の要素や品詞の使用ルールの基本に従って理解する
  • 基本からはずれた例外パターンに対応する
  • 自分の理解を超えるレベルの内容は、上級者に解説をしてもらう

英語力上達の基本方針はこれだけで十分だと思います。

できることをしっかりとやっていくだけです。

できることをやりきり、できないことは助けてもらう

こうやっていくと最後には「心(英語力への自信)」につながると思います。

We become just by doing just acts, temperate by doing temperate acts, brave by doing brave acts.

「我々人間は正しい行動を通して正しくなり、寛容な行動を通して寛容になり、勇敢な行動を通して勇敢になるのだ。」

アリストテレス
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