志塾あるま・まーたの英語学習法のご紹介です。
高校を半年で中退した塾長が、4年間のアメリカ留学で身に着けたシンプルに英語を理解する学習法をご紹介いたします。
あるま・まーたの学習法は英語ネイティブでない人がゼロから始めて海外で通用する英語力を習得することを目的にしています。
そのため日本の一般的な英語学習法ではないちょっとユニークなアプローチになっています。
英語を「世界共通語」として育てます
英語は言葉なので、人と人が協力して、知識や知恵を出し合い、助け合う土台になります。
さらに英語は実質的に「世界共通語」なので、世界中の人たちと交流し、協力し合うことを通して英語力も育っていきます。
英語力を一人だけで成長させるには限界があります。
まずは世界全体に視野を広げて、世界中の人々と自信をもって向き合える「考え方」からスタートしていきます。
明るく楽しく英語を学びます
現代の世界では動画でもゲームでも海外の書籍でもいろんなもので英語を学べる時代です。
わざわざテストのための教材に頼らなくても、楽しいことや興味のあることをすべて英語でチャレンジすることができます。
あるま・まーたでは生徒さんのご希望にあわせて、明るく楽しく一緒にチャレンジするお手伝いをいたします。
もちろん受験やビジネスそして資格などで真剣に頑張りたいという方のご希望にもお答えします。
テストのためのつまらない教材に頼る必要はありません。
とにかく自分の興味や好奇心にしたがって英語を学んでいきましょう!
IT を英語で最大限に活用します
いまはインターネットや生成AIのおかげで英語情報はほぼ無限に入手できる時代です。
難しい表現や古英語に由来する文法なども英語で情報をリサーチできればかなりの高確率で解決できます。
しかし日本人にとって本当に重要な情報や知識を得るには、やはり高度な英語力が必要になります。
あるま・まーたでは ChatGPT や Google 翻訳そして Wikipedia など、誰でも低コストで使えるオープンソースを駆使して一緒に英語の疑問・質問を一緒に解決していきます。
英語学習コンテンツもデュオリンゴやネットフリックスなど多言語学習を目的に作られたものを最大限活用しています。
自分自身の英語力で疑問・質問を解決できる実力を二人三脚で育てていきます。
統語論文法 syntax と意味論 semantics
英文法に2種類の解釈の方法があるのをご存じですか?
英文法に絶対的な正解はなく、あくまでも解釈次第で見方が変わります。
- 統語論文法(Syntax)
- ルール・システム重視の英文法
- 意味論文法(Semantics)
- 意味・ニュアンス重視の英文法
これらは対立するものではなく、言葉を理解するための大きな2つの視点と考えてください。
言語の構造を理解する場合は「統語論」と「意味論」を連携させると効果が高いです。
- 統語論文法が有効:基本 ⇒ 応用(基本の組み合わせ)
- 意味論文法が有効:例外 & イディオム & 特殊表現
本来であればこの2つのアプローチをうまく利用して意味を理解していくことが求められます。
しかし日本の英文法は「意味論文法」だけに偏っているため、英文法が和訳の暗記ばかりになりがちです。
そうなると高度な内容に和訳がうまく応用できず、混乱を招く大きな原因となっています。
英語をはじめヨーロッパ系の言語はシステム的に構成されている言語です。
そのため、語順や英単語の使用ルールが日本語よりも厳しく設定されています。
文法を軽く見ると、英単語をめちゃくちゃにならべるだけになってしまいます。
あるま・まーたでは「ルール・システム重視の英文法(Syntax)」を学習の基礎にしています。
「統語論文法(Syntax)」の特徴は英単語を名詞、動詞そして形容詞などの品詞の使用ルールに合わせて使うことを優先します。
そのため英文の丸暗記をしなくても、品詞ごとの基本ルールに従って正確に英語を組みたてることができます。
例えば、英単語 well には4つの違う意味があり、このような言葉を「多義語 polysemy」といいます。
- 井戸(名詞)
- 水が湧く、涙がでる(動詞)
- 健康な(形容詞)
- 上手に(副詞)
英単語には「意味」だけではなく名詞や動詞のように異なった品詞が設定されています。
まず「品詞 part of speech」とは英単語の所属するグループを表す用語です。
そして、それぞれの品詞は英文の中での使用ルールが決まっています。
この名詞・動詞・形容詞・副詞といった品詞はヨーロッパ系の言語の共通ルールで、語源もラテン語からとられています。
つまり英語でもドイツ語でもフランス語でもラテン語でも、品詞の仕組みはほとんど同じなんです。
あるま・まーたでは英単語の「意味と品詞の仕組み」をしっかりと解説するので、英語の辞書をちゃんとつかいこなせるようになります。
これは英語だけではなくほかのヨーロッパ系の言語でも応用できる便利な仕組みです。
そのため統語論文法(Syntax)を使って英語のシステムをカンタンに見切れば、英語は驚くほどシンプルに語順通りに読めるようになるんです。
あるま・まーたでは、ありとあらゆる英語表現を英語の語順で瞬間的に理解できる方法をお伝えします。
ヨーロッパ系言語にも通用する英文法を学びます
日本の英語教育でかなり大きな問題を引き起こしているのは日本語の英文法の考え方です。
日本の学校や受験の解説では、現在の英語圏で「伝統的 traditional」とされる英文法が主流のままです。
この「伝統的」という文法はラテン語やギリシャ語をベースにした文法解説で、英語と相性の悪い部分がたくさんあります。
英語で英文法を勉強してみると「現代文法 modern grammar」という見方も存在することが分かります。
ところが悲しいことに、日本の英語解釈や英文法解説は「伝統的文法 traditional grammar」と呼ばれるものが主流で、現代文法との比較などあるのかどうかもわかりません。
例えば「現在進行形」や「未来形」は「複合時制 compound tense」という解釈になります。
複合時制はラテン語に近いフランス語やスペイン語などと対応させる時に便利です。
しかし厳密にいうと、英語には「未来形」や「進行形」という時制は存在しません。
日本人の多くはフランス語やイタリア語のようなロマンス語を母国語としてつかっているわけではありません。
さらに古典としてラテン語やギリシャ語を学ぶわけでもありません。
英語とラテン語の両方がわかる前提で、英文法書がかかれていることを一体どれほどの日本人が把握しているでしょうか?
あるま・まーたはラテン語をベースとしてドイツ語やフランス語にも通用する英語の文法解釈をお伝えします。
ヨーロッパ系言語の中心をおさえることで、英語も圧倒的にスムーズに理解できるようになります。
英文法用語のナゾをすべて解決します
英文法用語がわからなくて英語がイヤになった経験はありませんか?
英語の文法用語がわかりにくいのには「英語」と「日本語」の両方に原因があります。
まず英語の文法用語はヨーロッパの共通語だったラテン語から英語に翻訳されたものがほとんどです。
- 動名詞 gerund(ラテン語 gerundium)
- 命令法 imperative(ラテン語 imperativus)
- 不定詞 infinitive(ラテン語 infinitivus)
- 受動 passive(ラテン語 passivum)
もちろんこれ以外にもたくさん出てきます。
ところが英語とラテン語とは文法の仕組みが違う言語になります。
まず英語と近い仲間の言語は大きく2グループに分かれます。
そしてラテン語はロマンス語グループの親に当たる言語になります。
それゆえラテン語の文法用語がゲルマン語の英語の文法にうまく当てはまらないことが多々あります。
つまり英語で英文法を勉強したとしても、ラテン語の文法の知識がなければ混乱してしまいます。
塾長はラテン語の文法用語を英語で徹底的にリサーチしたので、英語と日本語の文法用語のズレをちゃんと把握しています。
日本の英文法の問題点は「ラテン語の基礎知識」を欠く「意味論文法」の解釈に頼っていることで終わりではありません。
英文法用語の最大の問題点は英語ではなく日本語だけにあることをご存じですか?
大問題なのは、一つの英語の用語にバラバラな和訳が使われていることです。
いちばん悲惨な状況になっているのが「仮定法」です。
- subjunctive mood(英語)
- modus subjunctivus(ラテン語)
- ①仮定法 ②叙想法 ③接続法(日本語)
なんと英語やラテン語は1つの用語なのに、日本語は3つも訳があるんです!
このような日本語の問題点を放置したまま日本の英語教育は行われているのです!
つまり日本語で英文法用語を学べば学ぶほど泥沼にはまっていくとしか思えないのが現状です。
もちろん全く心配する必要はありません。
私も日本の英文法書を読んでも何を言っているのかわけがわかりません。
なぜなら日本の英文法用語の時点で整合性が崩壊しているからです。
ですが英語をラテン語の文法用語の意味からしっかり把握し、統語論文法の視点をもてば、英語はちゃんと機能します。
現実として、日本では「高学歴」や「英語教師」と呼ばれる人たちの英語力の低さが問題になっていますよね?
ところが世界の高等教育を受けた人たちの英語力は全く問題なく機能しています。
特にスウェーデン、デンマークをはじめとする北欧圏の人たちやオランダ、ドイツといったゲルマン語圏の人たちは、英語ネイティブが驚くような高い英語力をもつ人が多いことは世界ではよく知られたことです。
それはラテン語をベースにした文法解説をゲルマン語の特徴を持つ英語に適切に応用できれば、英語をはちゃんと機能するからです。
あるま・まーたは英文法用語の意味や仕組みを、ラテン語や英語の歴史を紐解きつつお伝えします。
世界のどこでも通用する英文法用語の真の姿が見えてくることをお約束します。
英語の歴史と語源を学びます
もともと英語はゲルマン語のグループから生まれた言葉で、ドイツ語やオランダ語とよく似た言葉や仕組みを多く持っています。
そして歴史の中でフランス語、ラテン語、ギリシャ語などが英語に加わっています。
そのため日常的に昔から使う単語にはゲルマン語由来のものが多く、その次にフランス語そして専門用語などはギリシャ語やラテン語が多く見つかります。
こういった英語の歴史を知ることで、英単語の意味や語源の理解をさらに深めることができます。
現代では Oxford English Dictionary や Wiktionary などにネット環境があれば、すぐにアクセスできます。
英語の歴史の流れを踏まえつつ、語源や成り立ちを知れば英単語の意味を本質的に理解することが可能です。
自然なリスニングとスピーキングを学びます
英語のスペルと音声の違いが大きすぎて、リスニングに苦労していませんか?
まず「どのようなスペルがが実際にどのように聞こえるのか?」を知ることがすべてのスタートです。
実は英語はスペルよりも、音が流れる(フロー)のイメージをつかむことが重要です。
基本ルールとして、英語は冠詞 a / an / the そして前置詞 in / at などはとても弱く発音されます。
そして英単語と英単語が「つながる(リエゾン)」ことや、弱い音が「さぼられて消える(リダクション)」といったことが起こります。
こうなると最初はアクセントの強いところしか耳に入ってこなくなりますが、それで構いません。
聞き取りやすい音をベースにして、弱い音が聞こえにくい仕組みを知れば、ちゃんと正確な英語発音が理解できます。
これは英語だけではなくフランス語などでも起こることで、文章全体を「ひとつの流れ」として受けとめる能力が必要になります。
好きなジャンルやテーマ、自分の聞き取りやすい発音が多い動画など自由な基準で選んでもらっています。
これは英語をネイティブの発音でのスピーキングにも応用できます。
英語の発音や文章をスムーズに話すことには、ちゃんと決まったルールや仕組みがあります。
英語でも日本語でも、声の出し方は次の3つのコンビネーションでしかありません。
- 口の形
- 舌の動き
- 息の出し方
基本をしっかりとおさえて継続すれば「英語発音」がマスターできない理由がなくなってしまいます。
また文法的な理由で自然に形が決まってしまう内容などは、あえてちゃんと発音しない場合もよくあります。
なぜなら「ちゃんと発音しなかったとしても、文法上、その形しかありえない」からです。
そのため文法力がないと結局、リスニングもダメになってしまいます。
発音も感覚だけに頼らず、文法力と理解力を鍛えながら成長をサポートします。
英語発音は幼いころからやらなくても、実は「基本の発音」と「つながる音」と「サボる音」の仕組みを知れば、劇的にレベルアップします。
実際問題として発音のひどい日本人英語は外国人からホンネを聞くと、とても印象が悪いです。
「発音は重要ではない」という意見も散見しますが、多くの場合、発音ができない日本人の自己弁護ではないでしょうか?
私は多くの外国人から「日本人発音は聞いててしんどいよ」と何度も聞いてきたことはここでお伝えしておきます。
そもそも何を言っているのかわからない人と会話する気にならないのはごく自然なことだと思います。
明確に相手に伝わるように英語発音を習得することは「相手への気遣い」と考えてください。
ヨーロッパの思想や文化を学びます
言葉がどのように使われてきたかを知ると、とても視野がひろがります。
ヨーロッパの歴史やギリシャ哲学、キリスト教を知ると、英語の理解度がずっと深まります。
同時に、日本の歴史をよく知ることも、英語の違いを理解する大きなヒントになります。
Netflix などの海外ドラマには宗教や歴史に由来する表現がたくさん出てくるので、受験英語やTOEICレベルでは到底対応できません。
また大学やビジネスで必要な専門用語になるとギリシャ語やラテン語に由来する表現がどんどん増えてきます。
これはギリシャやローマがヨーロッパ文明の中心であったことに理由があります。
英語と日本語では発展してきた歴史が大きく異なるため、直訳がうまくいかないところが多くあります。
そのため歴史・文化・信仰を学ぶことで広く・深く英語を理解できるチャンスが広がります。
また日本で論理的思考(Logical Thinking)や批判的思考(Critical Thinking)のレッスンや研修を受けたのに、フレームワークの紹介ばかりでピンとこない経験はありませんか?
現代で使われている論理的思考のツールやフレームワークは過去の偉大な哲学者・神学者・思想家たちの考え方をまとめたものです。
欧米圏では「ギリシャ哲学」や「キリスト教・イスラム教」といった哲学・神学を通して論理性が発展していきました。
中世からルネサンスを経て近代哲学が現代の科学的思考へとつながっています。
それゆえプラトン(演繹法)やアリストテレス(帰納法)そしてキリスト教などについての基礎知識がないと、論理的思考の基本がまず身に付きません。
英語で書かれている論理的な文章は、こういった歴史を貫く論理的思考の体系に沿って書かれています。
物事の本質を見極めようとした先人たちの知恵を学ぶことで、論理的思考力を一気に深めることができます。
欧米圏ではこのような思考法が文化として根付いているので、論理的思考はコミュニケーションをスムーズに進めるうえでも、とても役に立ちます。
英語の名言・格言から自信を育てます
文法解説やリーディング課題では、英語の格言・名言を学びます。
すてきな言葉は人間として成長するヒントを与えてくれますし、相手のこころに届く言葉がつかえることが、もっとも大切な英語力です。
世の中、つらいことやかなしいこともたくさんあります。
そんなときに相手を支え、勇気をくれる英語の言葉を持つことはとても重要です。
歴史の試練を経て語り継がれている名言には、文法的に洗練された構造や、詩のように流麗な音の流れを持つものがたくさんあります。
「心に響く内容」「知性を感じる文構造」「美しい音の流れ」を学ぶ意味でも「名言・格言」はおススメです。
世界の人々と出会ったときに大切になるのは、お互いに自信と敬意をもって支え合える能力と精神を英語で表現できることだと考えています。
人として自信をもって使える英語を鍛えるのに、名言・格言は最高の教材です。
生徒さんとの信頼が一番の宝物です
英語の勉強を途中であきらめてしまったことがありませんか?
がんばっても成長している実感がわかないことはありませんか?
コツコツ努力からスタートして「英語の動画をみる」や「実際に英語で話してみる」というゴールまで進まなければなりません。
挫折してしまいそうな「わからないところ」を一つ一つクリアしていくプロセスをしっかりとサポートさせていただきます。
モチベーションの維持を一番支えてくれるのは、自分の成長を実感し、困った時に助けてくれる仲間の存在だと思います。
わからないときに何でも相談できる人がいるほど心強いことは無いと思います。
目標に向けて、あきらめずに一緒に成長する仲間を持つことは人生の意義でもあります。
教育の根本は「先生と生徒さんの信頼関係」です。
一人では苦しいことでも、信頼できる味方がいるだけでチャレンジする勇気が湧いてくるのは自然なことだと思います。
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