あるま・まーたのホームページをご覧いただきありがとうございます。
塾の概要と代表者のプロフィールのご紹介です。
- 社名: あるま・まーた合同会社
- 代表名: 下島 隆 (代表社員)
- 事業名: 志塾あるま・まーた
代表者の紹介
高校を半年で中退後、アメリカの大学に4年留学し、英語塾を開くまでの経歴のご紹介です。
最初の2年はアラバマ州のコミュニティカレッジ(日本の短大)に在籍し、3年時からイリノイ州立大学のビジネス学部に編入しています。
日本の勉強が合わずに高校を中退
私は子供のころから「なぜなのか?どうしてなのか?」を考えるのが好きでした。
また好奇心が強くいろんなことを知りたいという思いもありました。
そんな人は日本の学校の勉強はまったく合わないようです。
理由や意味のない勉強と、課題を強制するだけの勉強には耐えられませんでした。
日本の学校の勉強にどうしても納得がいかず、高校を半年で中退しています。
個別指導で急成長
高校中退後、このままではいけないと思い大学受験のために予備校に通います。
当時は英語はほとんどわからない状態からのスタートでした。
当然、偏差値は最初は30ほどでした。
まずは単語や熟語を丸暗記をして、英文を読めば偏差値60までは伸びました。
とはいえ的確に英語を読むには、授業を聞いているだけ難しいところがありました。
そこで奇跡的にもいい先生に出会い、英文読解を一年間、個別指導していただきました。
もちろん受験英語で偏差値70程度なので、あくまで日本の高校生レベルでの話でしかありません。
この時の英語力はアメリカの大学で必要なレベルとは程遠いものでした。
とはいえ英文を正確に理解する土台を作っていただいたことには今でも感謝しています。
個別で丁寧に粘り強く指導していただいたことも感謝しきれないほどです。
アメリカ留学をめざす
しばらく予備校で受験勉強をしていましたが、これまた無意味な勉強ばかりだと感じていました。
そんなときに海外経験のある方とのご縁をいただきました。
アメリカの最上位ランクの大学でMBAを取得し、ヘッジファンドで働いた経験をお持ちの方でした。
その方からアメリカの大学教育や世界の経済や政治といった大きなスケールの話をたくさん聞かせて頂きました。
なにより感動したのはその方の人間性や考え方でした。
すごい実力や経歴なのにまったくエラそうなそぶりがありませんでした。
お話をさせて頂くたびに、膨大な知識、広い視野、論理的かつ柔軟な考え方に感動しました。
常々、日本の教育にありがちな上からの押し付けに不満を持っていた私にとって、このご縁がターニングポイントだったと思います。
この時に「本当にすごい人はポジティブな影響を与えるオーラを持っている」と学びました。
そうなると受験勉強のモチベーションはゼロになりました。
そこからアメリカの大学への留学に気持ちが完全に切り替わりました。
まず学費の節約のために短大に当たるコミュニティカレッジに進み、そこから4年制大学への編入する計画をたてました。
英語力不足に苦しむ
アメリカの大学留学のためには TOEFL のスコアが必要です。
幸運なことに1回の受験で TOEFL で「大学留学」が可能なスコアを取得できました。
さらにリーディングだけなら「大学院留学」が可能なスコアに到達していました。
高校中退から数年で日本にいながらこれほどの英語読解力が身についていたのは奇跡だと思います。
いま振り返っても個別指導で丁寧に見て頂ける先生に出会えたことが財産になっています。
しかしリスニングはひどいものでリーディングの半分にも満たないスコアでした。
とはいえこれで大学に留学することができるようになりました。
語学学校でも英語が課題
まずはアメリカの生活に慣れるため3か月だけ語学学校に通っています。
とはいえ当初は英語が全く聞き取れず、メンタル的にかなり厳しい状況に置かれていました。
大学院留学レベルのリーディング力があっても、英会話はどうにもなりません。
そんななかでも先生や友達に少しずつ認めてもらえる経験ができました。
『隆はあんまり話さないけど、ちゃんと英語が使えるよね!』
『あなたはいつも100点ですね!』
『ここわからないけど教えてくれる?』
周りの人たちが「スピーキングは苦手だけど、英語を正確にわかっているる」と受けとめてくれていたと思います。
語学学校のアメリカ人の先生に質問をされました。
『あなたがレポートで書く話は面白い。大学では何を専攻するの?』
もちろんうまく返答すらできなかったのですが、ちゃんと書けば認めてもらえるという自信は少しでてきました。
中には私が英語が話せないことをからかうような人もいました。
ですが基礎をしっかりとおさえている人は着実に伸びていきます。
今、自分が英語を教える側になって、その点は逆によくわかります。
おそらく僕が基礎をしっかりと持っていることをみんな見てくれていたと思います。
英語の仕組みを完全に見切る
語学学校を終えて大学レベルの授業が始まりました。
大学の授業を受け始めるととんでもない量を読まなければならず大変でした。
リスニングが弱いので、教科書を事前に読み込んで予習をしないとどうにもならない感じでした。
そんななかでも日々、英語に触れていると「英語の仕組み」が見えてくるようになりました。
大きな成長につながったのは、実家からたまたま持参していた「エスペラント語」の本でした。
エスペラント語は世界共通語として作られた人工言語です。
その特徴は、ヨーロッパ系の言語のそれぞれの良さを活かしながら、シンプルかつシステム的に文法の仕組みができています。
このエスペラント語のシステムがなんと現代英語のシステムにも応用できるんです。
エスペラントを参考に見切った英語の仕組みは、日本の英文法で学んできたものは大きく違うものでした。
このようなルール・システム重視の文法を「統語論文法 Syntax」といいます。
エスペラント語から学んだ「統語論文法」こそ英語がシステム的に機能する仕組みなんです。
この統語論文法で英語の仕組みを見切ったことで、私の英語は大きな成長を遂げることになりました。
なぜなら英語を間違って理解することがほぼなくなったからです。
もちろん英語の意味がそのまま頭に入って来るので、返り読みも和訳の暗記も必要もありません。
こうなると英語をアウトプットすることに自信も湧いてきました。
そもそも英語は世界中の人がちゃんと使えるような仕組みで作られています。
海外でも英語がいつまでも上達しにくいのは日本人です。
日本の英文法解説とは全く違った「英語の仕組み」を知れば世界は変わります。
ラテン語の重要性を知る
大学で専門的な授業をうけていると見慣れないスペルの言葉がたくさんでてきました。
それらのほとんどがラテン語だということにすぐに気づきました。
格式ばった文章などには当たり前のようにラテン語が登場します。
ラテン語はローマ帝国の共通語だったので、中世~近代ではヨーロッパの共通語でした。
そのため専門的な用語にはラテン語が英語の中にもたくさん登場します。
そして多くの英文法用語もその語源はラテン語です。
つまりラテン語の意味がわからないと英文法用語の本当の意味は見抜けません。
私はラテン語の語源から意味を掘り下げていくことの重要性も留学時代に学ぶことができました。
そのためとっつきにくい英文法用語もラテン語を調べて意味と仕組みを見切ることができました。
論理的思考と英語力が身に着く
アメリカの大学は論理的思考を徹底的に鍛え上げます。
まず English 101 という小論文を書くためのクラスが一年にあります。
多くの留学生がこのクラスに苦しめられることになります。
もちろん私もその一人でした。
なんども添削されて、いくつも修正されて、へこたれそうになることもありました。
どうやら一番厳しい先生だったらしく、努力はしたものの成績もよくはありませんでした。
しかしこの時にアメリカで習った論理的な文章の書き方はいまでも財産になっています。
さらにスピーチの授業では、大勢を相手に論理的な内容を明確に話をするトレーニングを受けました。
英語でネイティブに囲まれての英語スピーチはものすごくしんどいものでした。
それでも丁寧に教えてくれる先生ややさしいクラスメートに恵まれていました。
アメリカで身に着いた論理的思考法は、社会人になっても、世界の誰と話をしてもひるむことの無い自信をくれました。
リベラルアーツの重要性
私はもともと大学受験の科目として世界史を勉強していました。
この世界史の知識がアメリカ留学でとても役に立ちました。
世界の歴史で起こったことがわかるので、いろんな国や地域の留学生と話題を作ることができました。
そして世界史を学び、ギリシャ哲学とキリスト教の基礎知識があったことで、英語を深く理解する助けになりました。
なぜならこの2つは科学的思考やヨーロッパの文化の土台になる考え方につながっているからです。
このような歴史や文化や芸術も含めた学問を英語で「リベラルアーツ」と言います。
リベラルアーツを学ぶことで、世界の誰とでも話ができる力を身に着けることができます。
日本の英語の現状を知る
アメリカの大学を卒業し帰国後、メーカーにて5年勤務しています。
日本に戻ってみると、やはり受験英語のレベルから抜け出せていない方が圧倒的大半です。
日本では TOEICで高得点をとっても、的確かつ論理的に英語を運用できない人が圧倒的に多いようです。
日本では英語のテスト勉強に集中しているせいか、受験をはじめテストのノウハウばかりが強調されているようです。
まずスピーチやレポートで必要な論理的に英語を構成する能力も育てられていません。
さらにリベラルアーツと呼ばれる哲学や歴史のような言語や文化の知識がごっそりと抜けています。
偏差値や TOEIC の勉強では、実社会で英語を世界に向けて使うことはできないと思います。
このような日本社会の英語力の現実をみるにつけ、自分にできることは無いかと考え始めました。
悩んだ結果、英語教育にかかわろうと決め、会社を退職することにしました。
将来に希望のもてる英語学習
退職後、一年半シングルマザー支援のNPOにて子供と女性の学習支援に携わりました。
そこでも悲しいかな教科書やワークをつかうだけの昭和の勉強を目の当たりにしました。
学校の定期テストや受験の点数だけの話が飛び交い、本来の英語力とはかけ離れたものばかりです。
これでは普通に学校や塾そして学習支援教室に通っているだけでは、英語を世界で通用するレベルに育てることはほぼ不可能だと思います。
残念だったのは、そこには明るい子、優しい子、賢い子がたくさんいたことです。
きっとみんないい先生に出会えたら、可能性を大きく広げることができるはずです。
これから社会で必要な英語力は、日本の学校勉強の延長線上には存在しません。
日本で英語を学ぶせいで、子供たちの可能性が消えていくことを悟りました。
そう思った時「僕が自分で塾をつくらねばならない」と決意が固まりました。
ゼロからはじめて世界で通用する英語力
私は高校を半年で中退していますし、日本の大学にも通っていません。
そのため意味の解らない日本の英語教育をあまり受けずに済みました。
さらに幸運なことにビジネス学部を卒業したおかげで、TOEICもまったく準備無しで900オーバーをカンタンにとることができました。
さらにビジネスで必要な文書力や会話力も自然に身についていました。
エスペラント語やラテン語といった英語の意味を根本から理解する助けになるものにも出会えました。
私には自分の可能性を広げてくれる人とのご縁がありました。
アメリカ留学時期にはほんとうに多くの友達に助けてもらいました。
多くの人に支えられたからこそ今の私があります。
一人でできる努力には限界があります。
仲間や友人がいなければ英語も話せていなかったと思います。
いまでもアメリカだけでなくいろんな国や地域の友達にたくさん助けてもらっています。
仲間がいるから頑張れる。頼りになる人がいるから成長できる。
当たり前のことかもしれませんが、英語を学習するうえで先生であるよりも「良き仲間」でありたいと思っています。
世界中の人と協力して課題に立ち向かったり、喜びや悲しむを共有するにも、英語があれば実際にできてしまいます。
いつの時代も、どんな場所でも、すてきな人との出会いで人は成長していきます。
すてきな人たちと出会い、思いや考えを伝えあい、切磋琢磨したいとおもう情熱を支えるのが英語教育のあるべき形だと考えています。